社長ブログ

屋上防水あるある。

2014.9.16

平成26年9月16日(火曜日)

当社の活動状況→本日の工事進捗状況

本日着工した屋上防水工事の現場はウレタン防水(通気緩衝)の仕様です。
今回で2度めの改修工事で、前回に引き続きリピート発注を頂いたお客様です。
ご信頼を裏切ることのないよう、今回も丁寧で確実な施工をいたします。

で、よくあること(屋上防水あるある)なんですが、屋上にプレハブの物置が設置してあります。
このような物置の下をしっかりと防水するかことが防水屋の腕の見せどころだったりします。
まあ、腕(技術)と言うよりも、取り組む姿勢の問題なんですけどね・・・・・

低レベルな業者や悪質な業者だと、物置の下は一切手をつけないということもあります。
仮に手をつけるにしても、ウレタンを無理矢理に流しこんでお茶を濁すとか、そんな感じです。
まあ、完全にNGです。

では、どうするのが正しいか?と言えば、例えば下記のような方法があります。

1)物置を撤去してしまう。(お客様が希望される場合に限ります)
2)物置を移動して施工する。(物置の大きさや収納物で判断)
3)物置をジャッキで浮かせて施工する。(物置の強度や重さで判断)
4)物置の床板(底)を取り外して施工する。(物置の構造で判断)
5)物置の下に潜り込んで施工する。(物置の下スペースで判断)

などなど、あくまでもケースバイケースですが、いろんなやり方があるのです。
いずれにしても、お客様のご協力が必要だったり、収納物の移動や処分が必要だったりしますので、様々な要因・環境を総合的に判断して施工方法を選択するのがプロの責任です。

で、今回は、4)の物置の床板を取り外して施工することにしました。

屋上物置床板撤去
収納物がほとんど無かったのと、床板の取り外しが容易な構造だったからの判断です。
架台の処理も含めて、しっかりとシームレスな防水層を形成することが可能な方法です。
ここまでやることで完全保証工事が実現できると言うわけです。

ぜひ、エンドユーザーの皆さんにも考えて欲しいのです。
物置の下までしっかりシームレスな防水層を作る防水屋と、むやみやたらにウレタンをドバっと流し込んでお茶を濁す防水屋がいるという現実があります。
ただ単に金額だけで工事業者を比較することの危険性を知って頂きたいのです。
工事の内容・施工法などについて詳細な説明を求めることで防げる失敗があるんです。
自己防衛のためにも面倒くさがらずに、業者にいろいろ質問してみてください。
ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

 

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