社長ブログ

オススメしないが全否定も出来ない。

2014.10.14

平成26年10月14日(火曜日)

当社の活動状況→本日の工事進捗状況

今日の午後は中央区で雨漏りの現調に行ってきました。
雨漏りの原因は一目瞭然です。
RC造の屋上に増築しているのですが、増築部のジョイント部分が、全く雨仕舞いを無視したおさまりになっているのです。

簡単に言えば、シール(シーリング)で処理しているだけ。
つまりシーリングが切れたら、イコール雨漏り発生というおさまりです。
通常の場合、シーリングの実質的な耐用年数は5年~10年ぐらいですが、このジョイント部はムーブメントのあるワーキングジョイントなので、長くもっても2~3年という感じですね。
これでは雨漏りするのが当然です。

さて、問題は修理の方法です。
切れたシーリングを打ち直すだけなら簡単ですが、また2~3年で雨漏りが再発するのは既定路線になります。
なので、予算の問題もありますが、やはりエキスパンションジョイントにするしかないでしょう。
シーリングに依存する防水ではなく、シーリングがキレても雨漏りしない雨仕舞いを提案するのがプロの責任だと思います。

もちろん最終的に判断するのはお客様です。
ここでしっかり予算をかけて根本的な解決の手を打つのが望ましいですが、予算とリスク、メリットとデメリットを正しく理解されたうえで、2年ごとにシーリングを打ち替えるという対症療法的な選択もあるでしょう。
オススメはしませんが、全否定も出来ません。
我々としては、お客様に正しい情報を伝え、プロとしての提案をし、最終的にお客様が決断された選択肢を粛々と進めていくだけです。

いずれにしても、プロとしてベストを尽くす所存です。
でも、できれば根本的な解決をして欲しいというのが本音ですけどね。
瑕疵がある建物を本来あるべき正しい状態に戻してあげたいのです。
建物にたずさわるプロフェッショナルとして。。。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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