社長ブログ

既に起きている未来。

2015.5.30

平成27年5月30日(土曜日)

当社の活動状況→本日の工事進捗状況

未来を予知することは誰にも出来ません。
でも、ドラッカー的に言えば既に起きている未来があります。

日本の人口は5年前にピークを過ぎています。
そして、総世帯数も5年後にピークを迎えることがわかっています。
これは今から変わることがない、誰にも変えられない事実です。
受け入れるしかない現実です。

まさしく『既に未来は起きている』のです。
大事なのは、それが我々にとって何を意味するのか?を考えぬくことです。
我々が携わる建設・不動産業界のマーケットにとって、それがいったい何を意味するのか?

考え尽くせば自ずと答えが出てきます。
僕が導き出した答えが正しいかどうかはともかく、少なくともマーケットが拡大していくことはありません。
確実にマーケットは小さくなっていくわけです。
そのことは出生率が下がり始めた数十年前から既に起きている未来なのです。

だから僕は会社を大きくしようと思っていません。
規模の拡大を目指すかわりに、質を高めたいと考えています。
マーケットが縮小していくことが明らかにわかっているにもかかわらず、それを意に介さずに事業拡大を目指せるほど自分が経営者として優秀だとは思っていないからです。
超がつくほどポジティブ思考の僕ですが、自分がそこまでの器じゃないことは自分自身が一番よく知っています。

それでも、事業の成果は最大限にしたいと考えています。
僕が考える事業の成果とは、お客様を筆頭とした全てのステークホルダーへの貢献です。
お客様とステークホルダーへの貢献を最大限にするためにも、運営主体は可能な限りスリムでシンプルなほうが良いのです。
なぜなら成果は組織の外にしかないのですから。(これもドラッカーの言葉です)

そんな理由から、僕は自分の会社を大きくしようとは思っていないのです。
まあ、もし大きくしようと思っても出来ないっていうのが現実なんですけどね、自分の能力的に。(苦笑)

既に起きた未来。
それを踏まえたうえで自分のビジネスを考えています。
でも、結局のところ我々のような中小企業は、目の前の仕事に、真摯に、誠実に取り組むことでしか未来を切り拓いて行けないのだとも思います。
信頼を失ったらその時点で終わりですから。

何だかまとまりがない話で申し訳ありませんでした。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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