平成28年4月28日(木曜日)
屋上やベランダの防水工事では既存の排水ドレンに改修用ドレンを入れます。
当社においては改修用ドレンの設置は標準仕様となっています。
ですが、改修用ドレンを入れるのは手段であり目的ではありません。
改修用ドレンの目的は既存ドレンの不具合を原因とする雨漏りを予防することです。
にもかかわらず、現実には、ただ改修用ドレンを入れさえすれば良いと考えている防水業者がたいへん多いです。
とても残念に思います。
例えば、改修用ドレンを入れることが目的になってしまうと、このようなケースで何も考えず普通に改修用ドレンを入れてしまいます。
特に既存がシート防水で立上りを全撤去した場合などで、改修用ドレンのホースを竪樋まで落とし込まないと、限りなく高い確率で大雨の時に雨漏りを起こすでしょう。
間違いなく雨漏りが起きると言っても過言ではありません。
予言ではなく断言します。
よって、下の写真のように配管そのものを直してしまうのが最善の策といえます。
配管がつまる確率が若干高くなるデメリットは考えられますが、そのデメリットを考慮したうえでも、このように配管を変えるべきです。
防水のプロならそうすべきです。
防水工事を生業とする人で、この写真と本文を読んでも意味がわからないという人は、防水工事を廃業することをおすすめします。
もし、これがわからなくて防水工事を請けてるとしたら怖いです。
ではでは。
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興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。