2022-02-14
本日のスタッフブログは、奥村が担当させて頂きます。
このブログは、私がブランコ(ロープワーク)作業を本格的に行えるようになるまでの物語を書かせていただきます。
私がブランコ作業を初めて見たのが、日本外装に入社して間もない頃でした。
5階建てのビルで、その当時一緒に動いていたSさん(私を日本外装に誘ってくれた方です)が屋上からブランコで降りて来るところでした。
このときの私は「この会社辞めようかな・・・」と思うほど、衝撃的な光景でした!
私がまだ学生の頃なら、そのブランコ作業を見ていたら「 スゲーWWW 」ぐらいにしか思ないでしょう。
入社したばかりで何も知らない私が思ったのは「これ自分もいつかやるの?」でした。そう考えただけで恐怖を感じてしまったのです。
ですが、仕事を紹介していただいたSさんに恩を感じていたので会社を辞めるのではなくブランコ作業をなるべく拒否する形で続けていこうと私は決心したのです。
その後、4ヶ月ほどはブランコに関わる作業はなく、日々の仕事をこなしていました。
そんなある日、10階建ての現場でNさん(自分に作業等を教えて頂いた職人さんです)がブランコ作業をすることになりました。
私は見張り役として同行していたのですが、この現場で入社して2回目の恐怖を味わう事になります。
その現場の屋上でロープセットの手伝いを終え、見張りのため下に移動しようとした時、Nさんから「そろそろ、ブランコ降りてみる?」と聞かれ、一度は断ったのですが「一回降りてみて、ダメだったら中止にしよう」と誘ってくださり、私も経験を積む上で一度はチャレンジしてみようかなと降りる決心をしました。
Nさんにブランコの乗り方等の説明をしてもらい勇気を振り絞り笠木を越えロープにセットしてあるブランコに立つ事までは出来ましたが、その板の上に立った状態で下を見た時、全身に恐怖を感じました。
10階建て地上から約30M、足元には木製の板、それを支えているのは幅1.5cm程度のロープ2本、落ちたら確実に死ぬ高さ、いろいろな要素が相まって足が震え動けなくなってしまいました。
自分の判断で無理だと感じ、Nさんに助けを求め、体を掴んで引き上げてもらい屋上に戻ることができ安堵しました。
その後は、Nさんがブランコ作業を行い私は下で見張りをしました。
その日は、仕事を終え帰宅するまで足が震えていた事は今でも忘れません。
この出来事が入社して2回目のブランコに恐怖した体験です。
今回はここまでにしたいと思います。
次回のブログは、『もう絶対にブランコには乗らない』と心に誓い日々仕事に明け暮れている中、とある職人さんのアドバイスから私がブランコに乗ることができるようになれた、お話を書かせていただきます。
最後に今現在のブランコ作業風景の写真を載せますのでご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本外装株式会社
サービスプランナー 奥村直人