雨漏りについて

雨漏り診断&調査の必須アイテム『赤外線カメラについて』

2022.2.21

2022-02-21

本日のスタッフブログは、内田が担当させて頂きます。
本日は弊社の所有する赤外線カメラについてお伝えしたいと思います。
おまけ画像もありますので、最後までお付き合いください。

赤外線カメラ
赤外線カメラ

この赤外線カメラで写した画像をサーモグラフィ画像といいます。
撮影した被写体の温度差を映像化したものです。簡単に言えば【温度の可視化】です。
(映画『プレデター』のアレと言った方がわかりやすいかも知れません)

サーモグラフィ画像
サーモグラフィ画像

昨今のコロナ禍においては店舗への入店の際、検温を求められますが、あれも赤外線技術の応用です。

この赤外線カメラが雨漏り診断(雨漏りの調査)に非常に有効なのです。
弊社の雨漏り診断は、基本的に散水調査となります。雨水の浸入被疑箇所に対して散水し、漏水を再現する方法です。
その後の補修工事(雨漏りを直す工事)を前提とした調査になりますので、原因箇所を絞り込む必要があります。
この調査のノウハウについては、話が逸れてしまいますので割愛します。

赤外線カメラの併用以前の調査では、確認の調査をよくしていました。
簡単に言うとA地点に60分散水して浸出が無く、その上部であるB地点に20分の散水で浸出した場合、再びA地点に80分散水して浸出の有無を確認するのです。
要はタイムラグによる浸出の可能性を疑っているのですが、この手間があって初めて浸入位置の特定ができます。
浸入位置の特定を誤ると、その後の補修工事の仕様によっては大変な思いをします。
補修仕様の前提が間違っているので当然といえば当然です。
これが、赤外線カメラを併用すると、A地点で60分散水した段階で、浸出が無くてもサーモグラフィに反応があれば散水を継続するという判断ができます。
またA地点で反応がなく、B地点でサーモグラフィの反応を伴う浸出があれば、その時点でB地点が浸入位置と特定できるのです。要は結果的に原因特定までの所要時間が大幅に短縮されるのです。

雨漏り診断(散水調査)は、時間との闘いでもあります。
浸入位置を特定した後も、『複数浸入雨漏り』のケースを想定し、否定の調査を実施しなければなりません。
もちろん、赤外線カメラも万能ではありませんので、サーモグラフィに反応がなく浸出するケースや、撮影自体が困難なケースなどもあります。
が、少なくとも赤外線カメラを併用することで、雨漏り診断の精度、スキルの向上に繋がり、より皆様のお役に立てる様になった事は間違いありません。

雨漏りでお困りの方は、散水と赤外線カメラを併用した弊社の雨漏り診断をぜひご活用ください。
ではでは。

おまけ画像
おまけ画像

 

日本外装株式会社
サービスプランナー 内田博昭

 

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