雑談・社内情報

ブランコ作業 ~一人前になるまでの物語~ 第2話

2022.3.11

2022-03-11

本日のスタッフブログは、奥村が担当いたします。

このブログは、私がブランコ(ロープワーク)作業を本格的に行えるようになるまでの物語を書かせていただきます。
最後まで読んでいただければ幸いです。

前回のブログは、入社当初に初めてブランコという存在を知り、その光景に恐怖した事と入社後4か月程たった頃に10階建ての現場でブランコの板に立つことは出来たが命の危険を感じ、リタイヤした話を書かせていただきました。

その後、NさんやUさん達(私に営業の知識や見積・報告書作成等を教えて下さった方)からブランコ作業を勧められましたが、10階建ての恐怖から私は一生ブランコには乗らないと心に固く誓い断固拒否していました。

それから半年程は、足場が架設してある建物で作業を行い、日々現場で経験を積んでおりました。
現場の作業にも多少慣れてきた頃、台東区にある8階建てのビルで改修工事をやることになり、私もその現場に入ることになりました。違う現場で何度かお世話になっているTさん(Nさん同様、自分に作業等を教えて頂いた職人さん)と一緒に作業することになりました。

工事着工から1か月程がたち順調に現場も進み、余裕が出てきたある日の休憩時間にTさんから「ブランコ拒否してるらしいね、何かあった?」と聞いてくれたので10階建てで体験した恐怖を説明しました。

するとTさんは「ちょっと待ってろ」と言って現場を離れ、10分程待っていると片手にブランコの板を持ったTさんが戻って来ました。
手招きされ一緒に足場の下から二段目のスパンに移動し、足場板にブランコをセットして「乗ってみて」と言われ、言われるがままセットされたブランコに乗りました。
するとTさんから「怖い?」と聞かれ、高さも3m程しかなかったので私は「怖くありません」と答えました。

Tさんは「普通は低階層から降りて慣れたら徐々に上の階層に上がっていくもんだよ。初めてが10階建ての高さは怖いはずだよ。
ただ今乗っている板や降りるのに使うロープ類の道具は、強度等がちゃんと保証されている物だから正しくセットされていれば落ちることはないよ、ブランコで怖い思いをしたかもしれないけど奥村には諦めてほしくないから、もう一度チャレンジしてみて」と丁寧にブランコに関する説明をしていただき、さらに励ましの言葉までいただきました。
私は「わかりました、やってみます。」と答え、いつもお世話になっているUさんに電話して「低階層でブランコ作業がある現場がありましたら、やらせてください」と伝え、Uさんが「わかった、丁度いい現場があったらお願いする」と言って電話は終わりました。

その後、Tさんに感謝を伝え、その日の作業が終わり、帰りの車の中で、少しだけ心がスッキリした気持ちになった事は今でも覚えています。

今回はここまでにしたいと思います。
次回のブログは、Uさんと行動を共にするなかで営業的な仕事も増え、低階層で初めてブランコに乗り作業ができた話を書かせていただきます。

最後に今現在のブランコ作業風景の写真を載せますのでご覧ください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

日本外装株式会社
サービスプランナー 奥村直人

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