メンテナンスについて

工事の時期について

2022.9.27

2022-09-27

本日のスタッフブログは、二宮が担当いたします。
原稿を書いている現時点(2022.08.02)ではようやく?日本の夏だなと実感できるようないわゆる「夏」の気候となりましたが、今年も早梅雨と思えば豪雨、6月末の猛暑等、今年も読めない夏入りとなりました。
以前までは、6月は梅雨が来るので工事を早めましょう、遅らせましょう等のご提案をする事も多かったのですが、ここ数年はそれまでと同じ様な「6月は梅雨なので~~~」とは簡単に言いづらくなってきております。
そもそもお天気自体が流動的な物ではありますが、それにしてもこの数年は気候の変化の幅が大きすぎてお天気に振り回される事がとても多く、思えば3年程前でしたでしょうか、6月に全く雨が降らず、逆に7月中が殆ど雨で実働3日程しか現場が動かなかったといった年もありました。
我々外仕事をしている人間にとっては毎年、少しづつですが確実に年ごとに気候が変化していくことを体感しております。

そんな中でも季節の天気と相談しつつ、建物、お客様、作業員、近隣状況その他諸々…全てに最適な時期を見極めて工事のスケジュールを立てていくのですが、なかなか全てにマッチして予定を組めることは難しく毎回頭を悩ませる所であります。
そういった「季節、気候」にも関係する事なのですが、お客様からよくいただくご質問の中に「工事をするならいつの時期が最適か?」というご質問があります。
結論から申しますと「いつでも良い」なのですが、それだけではプロの意見としてどうなの?と言うところですね(笑)

「いつでも良い」というその中でもさらに最適な季節は?となりますと春・秋の時期、湿度・気温などが安定しており、塗料の乾燥に最も適している時期というお答えができますが、あえて「いつでも良い」というその理由としていくつか述べさせていただきます。

まず材料に関してですが、例えばウレタン防水、こちらは同じ材料でも大きく分けて「夏用」と「冬用」があります。
簡単に言うと硬化率の違いです。成分が微妙に違っておりますが、性能は変わることはありません。
また、塩ビシート防水の場合はシート自体に違いはありませんが、工事をしている季節(夏や冬)の気温毎の寒暖差によるシートの伸縮率を計算したうえで、あえてシートのたわみをつけて張り付けたりもします。

工事に入る現場の立地条件などによっても季節に左右されることはあります。
近くに木や森があり、落ち葉などが舞う時期は枯葉が塗膜に付着してしまうリスクがありますし、春の強風や台風時期などは足場の仮設も慎重に時期を見て行う必要がございます。

この様に、雨漏り等緊急性のある場合は別としても、お見積りの選考もそうですが、折角の建物をきれいにする工事です。
じっくり余裕のある計画で進めて行かれるのがお客様、建物、もちろん私共にとっても、遠回りのようではありますが、結局は一番しっかりと確実な工事が完了する道だと考えております。

 

 

日本外装株式会社
サービスプランナー 二宮圭太郎

 

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