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現場監督『新築工事と改修工事の違い』後編

2023.1.24

2023-01-24

本日のスタッフブログは、佐藤が担当いたします。
前回、新築工事と改修工事の違いで「新築工事」を書かせていただき、その続きで今回は「改修工事」について考えてみました。

私は以前、新築工事の現場監督を30年程担当しておりました。
現場監督見習いを2~3年程度、その後現場責任者として最初から最後まで現場管理を任せられました。
最初のころは、小さい現場を1人で担当しておりましたが、5年・10年経つにつれて、小さい現場は数件ほど掛け持ちで担当しておりました。
そのうち10年・15年経つにつれて、監督見習いを引き連れ現場所長として現場管理をしておりました。
ここまでは、先月のお話でした。
その後、私は、過去30年間担当しておりましたお客様への営業や、私が担当したビルの修繕、改修工事など、営業しつつ工事の担当もしておりました。

自分で担当し、手掛けた建物が、10年後・15年後どのようになっているのか、心配ながらも多少は興味がありました。
いざ建物を拝見し、まだ改修するには早いかなという建物がほとんどでした。
ただ、屋上防水の保証期間はとっくに切れておりますので、防水工事だけは改修を進め、見積書を提出。
防水改修工事のみを行っておりました。
その建物が、15年過ぎ、築20年過ぎますと、もう改修時期だなと思われるくらい劣化が進んでおりました。

建物のオーナー様にとっては、自分はいつもそこで生活をし、毎日同じ建物を見られて居られるせいか、あえて劣化など気にならないようでした。
気が付かないのか、こちらが説明して初めて気が付き、また、気にするようになるようでした。
お客様にお見積りを提出し、ようやく改修工事の着工準備です。

現場でやらなければいけない管理は、新築工事も、改修工事も全く一緒です。
「工程管理」、「品質管理」、「安全管理」、「予算管理(原価管理)」です。
ただ一つ、改修工事は、新築工事と違い、改修建物に居住者がおられることです。「居住者への配慮管理」です。
安全配慮はもとより、居住生活に支障をきたす工事は出来ません。
足場のシートは、風通しもよく、明かりも通し、なるべく薄手の物を使用したり、ベランダ工事がある場合は、事前に日程調整し、洗濯物干し不可等の、遠慮依頼の資料配布。
玄関ドア廻りのシーリングや塗装仕上げによる、付着や汚れ防止の配慮。
また、騒音・振動等、充分に配慮しなければなりません。
騒音・振動に関しては、近隣への影響よりも居住者らの影響が半端じゃないくらいの影響があります。
入居者によっては、怒鳴られる場合もたまにはあります…。
事前の通知が非常に重要となってきます。

このように改修工事は、居住者が居られる事を忘れる事無く、工事しなければなりません。
居住者には充分気を配り、事前の告示・お知らせ等が非常に大事になります。
これからも、事前の打合せを充分に行い、「居住者への配慮第一」で作業を進めさせて頂ければと思っておりますので宜しくお願い致します。

道路から見た足場
道路から見た足場

 

足場の中から見た周りの明るさ状況
足場の中から見た周りの明るさ状況

 

足場の中から見た周りの明るさ状況
足場の中から見た周りの明るさ状況

 

日本外装株式会社
サービスプランナー 佐藤博昭

 

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