雑談・社内情報

ブランコ作業 ~一人前になるまでの物語~ 13話

2023.1.20

2023-01-20

本日のスタッフブログは、奥村が担当いたします。
このブログは、私がブランコ(ロープワーク)作業を本格的に行えるようになるまでの物語を書かせていただきます。
最後まで読んでいただければ幸いです。

前回のブログは、新たな怖さと体験を重ねながら問題もなく終了できて安堵した事と入社して9年がたち、新しく社員さんが入り自分が色々と教える立場になったことを書かせていただきました。

新しく入った大沼さんと動くようになり、うちで行う作業などを一通り教える事になりました。
今では当たり前のように行っているシーリング作業ですが、この一つの作業にしても工程が養生・プライマー塗布・シーリング材充填・シーリング材ナラシ・養生剥がしと5工程あり、その一つ一つの工程ごとに多少なりとも技術力が求められます。
大沼さんにシーリングのやり方や注意点などいろいろ説明して、自分の作業を何度か見ていてもらい、タイミングが良いときに少し作業を行ってもらうような流れで2ヶ月ほど過ごしました。
最初の印象どおり真面目な方で、自分の言ったことを嫌な顔せず聞いてくれて、コツコツと真剣に作業に取り組み、おぼつかないところはありますが作業の流れ等は分かっていたので、真面目な人は飲み込みが早いなと感じました。

ここからが本題で自分と行動している以上、ブランコ作業からは逃げられないので大沼さんにもいずれ体験してもらうことになるのですが、私自身最初のブランコのインパクト+恐怖体験など…etc からできるだけ被害者を出さないために慎重かつ慎重にタイミングを見て出来るだけ簡単な建物で降りさせたいと考えました。
何度か自分の降りるところを見ててもらい設置の仕方、結び方などを教え1ヶ月ほど過ぎた頃、とある現場で4階建て2階部分に大きめのバルコニーがあるビルで雨漏り補修をやることになりました。
屋上からブランコでバルコニーに降りて行う作業で高さは2フロア分、丁度いい感じだったので作業終了後、時間に余裕ができたので大沼さんに「降りてみますか?無理しなくても大丈夫です。」と慎重に聞き大沼さんが「降ります‼」と答えてくださいました。
色々サポートしながらゆっくり降りてもらい無事問題なくブランコを体験してもらうことができホッとしました。

その後も出来るだけ低い建物でタイミングが良いときなどに降りてもらったり、一緒に降りて隣でフォローしてもらったりと様々な現場を周りました。
この時期、自分は人にブランコを教えられるレベルまで上がれているので流石に【一人前】になったと思って良いのではないかと自信がついてきたところで、またしても問題を起こしてしまったのです。
品川区にある5階建てALC造、外壁クラック補修の現場で大沼さんが見張りで建物一周を一日でやる内容でした。
朝一から降り始めクラックを見つけ次第シーリング処理を行い、一箇所降りる時間を考えると休憩無しでギリギリ終わるかどうかぐらいの量で、とりあえず一心不乱にやり続け午前中で5本降りて軽く昼食をとって降り始め、7本目あたりから疲れが出はじめてきました。
ですが工期のことも考え作業を続け10本目に入りました。
ブランコのセットを直して降りているとき、違和感を覚え作業を止め動かないでいるとゆっくりと右側に傾いているのがわかり、壁と壁の間を降りていたので足で壁を抑え、大沼さんにロープの結び目を見てもらうと片方ほどけかかっているのがわかり、結び直すようお願いしたのですが、気が動転してしまったらしく結び方がわからなくなり、とりあえず適当に結んでもらい事なきを得ました。
自分が片方の結び方を間違えこのような自体になったが両方間違えてなくて良かったと安堵しました。
結局その現場は一日で終わることができずに終わり、帰りの車の中で「こんな出来事もあるのでお互いに気をつけましょうね」、大沼さんも「気をつけましょう」と言い帰社しました。

このブログのタイトルにある『一人前になるまでの物語』なんですが、現時点で自分いうのもなんですが一人前になれたのではと思っています。
今回のようにミスをしてしまいましたが…
なので、一旦このブランコ作業のブログは今回で終わりとさせていただきます。
ただ、自分の性格上たまに色々とやらかしてしまうことがあるため、完全な一人前には到達していないと判断して、番外編として今後機会があれば続きを書こうと思います。

次回からのブログは、新しい内容で書いていきますのでよろしくお願いいたします。

 

日本外装株式会社
サービスプランナー 奥村直人

 

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