社長ブログ

屋上防水工事のタイミング。

2015.1.31

平成27年1月31日(土曜日)

当社の活動状況→本日の工事進捗状況

先日完工した屋上防水工事の話です。

築10年弱なので本来であれば屋上防水工事の更新はまだ随分と早い物件です。
著しい劣化があったり、雨漏りが発生していないという前提ですが。
普段であれば、お客様に『まだ5~6年は大丈夫、場合によっては10年ぐらいは大丈夫ですよ』とお伝えし、当面様子をみて頂くことをオススメしています。

でも、今回は少し事情が違いました。
屋上にソーラーパネルを設置するにあたってのご相談を頂いたのです。
ご相談のポイントは2点ありました。

1)ソーラー設置するにあたって正しい防水をしたい。
2)一旦ソーラーを設置してしまうと、ソーラーが邪魔になって防水工事を施工しづらくなるだろうから今のうちにリニューアルしておきたい。
というものです。

この2点のご相談にお応えするため現場を見させて頂きました。

屋上ソーラー設置架台

写真でわかるように、既に既存のシート防水(加硫ゴム)の上にソーラー用の架台が敷き詰めてあります。
アンカーで固定してあるとのことでした。
アンカーを打ち込む際に防水的な処置はしてあるとのことです。

で、現調の結果、今このタイミングで防水工事を更新すべきと判断しご提案しました。
アンカーがゴムシートを貫通している事実がある以上、最低限でも架台を塗膜防水で巻き込む必要があります。
さらに既存の防水が加硫ゴムなので、他の防水と比較して早めに更新する必要があります。
でも、ソーラーを設置したあとからの防水工事では作業性が著しく悪くなるのは間違いありません。
で、あるならば、ソーラー設置前の今のうちに、架台を含めて防水をやり直したほうが良いのです。

今回の仕様は、塩ビシート・機械固定&ウレタン塗膜の複合防水を選択しました。
あえてトップコートを塗布して塩ビシートを保護する追加オプションも込みです。
これでおそらく15年ぐらいは問題ありません。
実質的な耐用年数は最大で20年~25年ぐらいを想定しています。
その上で巡回点検による保全管理で、劣化の早期発見・早期補修を心がけます。

かなり慎重かつ丁寧に施工したため、予定より工期が長くかかってしまいましたが、ソーラー設置後は簡単に工事が出来ないってことを考えると致し方ありません。
やれる時にしっかりやることが大切なので。
ここまでやっておけばこそ、お客様も我々施工業者も安心できるのです。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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