社長ブログ

通過点。

2015.7.11

平成27年7月11日(土曜日)

当社の活動状況→本日の工事進捗状況

今日は第20回目となる雨漏り診断士資格試験でした。

第1回試験からちょうど10年。
ようやく20回目です。
感慨深くもありますけど、まだまだ通過点でしかありません。
引き続き仲間たちと力を合わせて地道に継続していこうと思います。

我々がNPO法人雨漏り診断士協会を立ち上げた理由はただ一つ、雨漏りに関して専門的に学べる場所を作りたかったからです。
当時、雨漏りに関して学ぶ場や環境はどこにもありませんでした。
本当に全く無かったのです。
建築の現場で雨漏りトラブルが頻発しているにもかかわらずです。

信じられないかもしれませんが、頻発する雨漏りトラブルに対して、それに対応すべき業者(業種)が明確になっていなかったのです。
(※残念ながら2015年現在でもまだ明確になっているとは言い切れない状況です)
雨漏りが起きると、まず屋根屋さん、次に防水屋さん、さらには板金屋さんや塗装屋さんやシーリング屋さんに声がかかります。
でも、雨漏りの原因は、屋根だったり、壁だったり、防水だったり、シーリングだったり、板金だったりするワケです。
あるいはそれぞれの箇所が複雑に絡み合っていたりします。

建築に関わる業者さんは基本的に専門職です。
ひと昔前の大工の棟梁であれば全ての仕事に精通しているわけですが、最近の建築の現場は完全分業制になっています。
ですので、自分の専門分野以外の分野や工程に関しては、知識も経験も全く無いと言っても過言ではありません。
効率よく建築するために完全分業が進んだ結果、建設業界から雨漏りについてわかる人間がほとんどいなくなった。というのが現実なのです。
そして、そのことがまた雨漏りトラブルが増加する原因にもなっているわけです。

そんな現状を打開するために、有志が集まり、身銭を切り、手弁当で立ち上げたのがNPO法人雨漏り診断士協会なのです。
最初は5人で始めた事業です。
地道に一歩一歩進んできた結果、10年で500名を超える雨漏り診断士を全国に輩出してきました。
でも、まだまだ通過点。
まだまだ雨漏り診断士が完全に認知されたわけではありません。
これからも地道に一歩ずつ進んでいかねばなりません。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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