社長ブログ

防水工事を好きになれ!

2016.2.16

平成28年2月16日(火曜日)

学生や若者に『好きを仕事にしよう』と煽るのは大人として無責任だと思っています。

そもそも彼らは世の中にどんな仕事があるのかほとんど知らないわけです。例えば、幼児に好きな食べものを聞いたら、カレー、ラーメン、寿司(さび抜き)ぐらいしか出てこないはずです。
彼(彼女)らはゴーヤチャンプルーとかアジの南蛮漬けとかワサビ漬けとか食べたことがないだろうし、仮に食べたとしてもその美味しさがわからないでしょう。
年齢を重ね、経験を積み、段階を踏まないとわからないことが世の中には沢山あります。

社会経験が少ない学生や若者は、そもそも世の中にどんな仕事があるのかほとんど知らないワケですし、その仕事の意義であるとか隠れた面白さとかは知る由もありません。

小さい子供に好きな食べものだけ食べなさいって言えば、きっとカレーやラーメンばかりを食べるでしょう。それと同じで、若者に『好きを仕事にしよう』と言えば、横文字のカッコいい職業や、いわゆるイケてる感じの会社に就きたがることになります。
その結果、思い描いていた華やかなイメージとのギャップに打ちのめされることになるのです。

確かに、世の中には『好き』に没頭し、それで成功してしまう凄い若者がいるのは事実です。
しかし、そんな凄い若者は、無責任な大人から『好きを仕事にしよう』と言われるまでもなく勝手にやって勝手に成功するから心配ありません。
ようするに余計なお世話ってことです。
逆に、無責任な大人に『好きを仕事にしよう』と言われて感化されるような主体性のない若者はたいがい失敗することになるでしょう。
そう考えれば、大人が若者に対して『好きを仕事にしよう』と言うのはデメリットしかないのかもしれません。

『好きを仕事にしよう』
言うは易く行うは難しです。
好きなことを仕事にしたら、結果的に嫌いになってしまい辞めた、という人のほうが多いのではないでしょうか。

責任ある大人なら『目の前の仕事を好きになれ』と言うべきだと思います。
世の中には数えきれないほど沢山の仕事があります。
そして、たいていの仕事には【意義】があるし【やりがい】もあるし【隠れた面白さ】みたいなものも必ずあします。
与えられた仕事、目の前の仕事を、とことんやってみる。
そのうちに【やりがい】【意義】【面白さ】がわかってくる。
結果も出るようになり気づいたらその仕事が好きになっている。

ようするに好きになれるまでとことんやること。
その覚悟こそがこれから社会に出る若者にとって一番大事なんだと思います。

どうすれば好きでもない仕事を好きになれるか?
誰にも負けないぐらい本気で一所懸命に取り組めばきっと好きになれます。
誰にも負けないぐらい必死でやるわけだから好きになって当然です。

万が一、それでも好きになれなかった時は転職すれば良いのです。
それほどまでに一所懸命一つの仕事に取り組んだ経験は次の仕事で必ずプラスになります。

なので、防水工事業界で働く若者にも声を大にして言いたいのです。
防水工事が好きになるまで、誰にも負けないぐらい一所懸命に取り組みなさいと。
若者にどんどん防水業界に入ってきて欲しいです。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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