社長ブログ

防水工事業界の現実。

2015.1.6

平成27年1月6日(火曜日)

当社の活動状況→本日の工事進捗状況

昨日に引き続き今年の着工第2号の現場に行ってきました。
こちらも屋上防水工事です。

現状、雨漏りしている物件なので細心の注意が必要です。
もちろん雨漏りしてるしてないに関係なくどんな現場も注意は必要です。
ですが、雨漏りしている物件の場合は、今の雨漏りの原因を踏まえたうえで、先々の再発の可能性などへの対処・手当てを打っておかねばなりません。
工事の品質が変わるワケではありませんが、先々への配慮が多少違うという意味です。

そんなワケで、今回の現場はウレタン防水だったら誰にも負けないと、自他ともに認めるウレタン防水のプロフェッショナルCさんのチームに担当してもらうことにしました。
笠木の脱着と手摺へのエポ注入処理がキモになりますが、Cさんだったら任せて安心です。
現場管理やチェックはほぼ不要でしょう。
とは言え、重要なポイントごとには念のためチェックに行きますけどね。

手摺へのエポ注入に関しては、防水専門業者でも意外とやらない業者が多いですね。
いや、【やらない】と言うよりも、【知らない】業者が多いのが現実です、残念ながら。
ようするに防水屋じゃなく、ウレタン屋になっちゃってるワケです。

本来は防水するのが仕事のはずなのに、ウレタンを塗って塗膜をつけるのが仕事になってしまっている。
仕様(見積)通りウレタンの塗膜をつけることが仕事だと思っている。
まさしくウレタン屋です。
完全に手段が目的化しているワケです。

本来は建物を防水するため(雨漏りから守るため)にウレタン塗膜をつけるのが正しいワケです。
防水するという目的のための手段としてウレタン塗膜をつける、これが正しい。
この正しい目的と手段がわかっていれば、工事の際、手摺にリスクがあるのであれば、それは当然のように処置をする。
ま、当たり前すぎるほど当たり前の話なんですが・・・・・・・・

最近の防水工事業者の中で、黙っていても手摺の処理までやる業者、手摺の処理を標準仕様としてとらえている【ちゃんとわかっている】業者って、いったい何割ぐらいいるんでしょうかね?
自分の感覚的には2~3割いるのかな・・・・・・いればいいほうかな・・・・・・と言う感じですね。
やっぱり防水工事業界は下請け体質なので、そこが一番大きな問題なのかもしれません。
もし元請け業者がわかってない業者なら、自動的にダメな工事になってしまうってことです。
でも、残念ながらそれが防水工事業界の現実です。
少しでも業界を変えられるように頑張ります。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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