社長ブログ

防水工事10年保証するということ。

2015.11.3

平成27年11月3日(火曜日)

当社の活動状況→本日の工事進捗状況

防水工事や外装改修工事の見積書を提出させて頂いたお客様から『金額が高い』とご指摘を頂くことがあります。
私たちとしては欲張った見積書を作っているつもりは全くありません。
見積書を作る際には、常に『適正金額』を心がけていますし、『適正金額』こそが当社のモットーです。

私たちが考える『適正金額』とは、建物を長持ちさせるため、あるいは雨漏りを止め、かつ予防するために必要な工事内容であり、なおかつ10年保証に耐えうる仕様での見積金額です。
お客様の立場にたって何が必要で何が無駄かを考えぬいたうえで、強く費用対効果を意識しながら工事の仕様を考えています。
『安かろう悪かろう』は論外ですが、だからと言って『高かろう良かろう』では意味はなく、『極力費用を抑えつつ、いかに良い工事を実現するか』に主眼を置いています。
何よりも大切なのはお客様の工事目的と費用対効果です。

安い金額で低グレード仕様の工事をした場合、長持ちしないどころか、逆に建物にとって害になる可能性すらあります。
その工事、むしろやらないほうが建物にとって良かったのに・・・・という場面に、これまで何度となく遭遇してきました。
そのような低グレードの仕様で見積金額を安くすることには何の意味もありません。
金額以前の問題として、工事の仕様や内容に大きな問題があるわけですから。
プロとしてあまりにも無責任というしかありません。

そのような無責任な業者さんの見積と比較して当社の見積金額が高くなってしまうのは致し方ありません。
そして、お客様にその違いをわかって頂けないとしたら悪いのはお客様ではありません。
正しい情報を伝えきれていない私たちの問題です。
私たちにプロとしての説明責任があると考えています。

ただし、業者さんの中には目先の仕事欲しさに後先考えず値引きをする業者さんもいます。
そうなると、同じ工事の仕様・同じ工事内容で、当社よりも安くなる場合もあります。
このケースで、お客様から『お宅のほうが金額が高い』と言われたら返す言葉はありません。
同じ工事内容でなおかつそちらの業者さんのほうが安いという現実があるわけですから。

いくら仕事が欲しくても赤字覚悟の業者さんと戦うわけにはいきません。
私たちには、お客様のためにも会社を存続させていく責任があるからです。

私たちとしては工事が終わった瞬間から本当のお付き合いが始まると考えています。
大切な建物の防水工事や外装改修工事をやりっ放しにするわけにはいきません。
目先の仕事欲しさにアフター対応の原資となる適正な利益(必要経費)を捨ててはいけないのです。

もちろん工事の費用を少しでも安くする企業努力は当然しなければなりませんし、これまでも、これからも最大限努力をしていきます。
しかし、プロとして無責任な値引きは絶対にすべきではないと考えているのです。

10年保証するということは、13~15年程度の耐用年数を想定した高い品質の工事をするということです。
10年保証するということは、工事後10年間の点検・保守・管理に責任を持つということです。
10年保証するということは、保証期間内に問題があったら迅速に対応するということです。
10年保証するということは、お客様に10年間の安心を提供するということです。
10年保証するということは、今後10年、20年、30年と安定した経営を続けるということです。

それを実現するためには『適正金額』が絶対に必要なのです。
お客様のためにも、いや、お客様のためにこそ『適正金額』で工事を受注しなければならないのです。
それがプロとしての責任だと固く信じています。

これからも、この10年保証に対する想いとプロとしての覚悟を、お客様にわかって頂ける努力を続けていきたいと思います。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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