社長ブログ

ほんのちょっとの積み重ね。

2015.7.28

平成27年7月28日(火曜日)

当社の活動状況→本日の工事進捗状況

ある物件の屋上防水工事の見積書を作成中なのですが、その現場の仕様に頭を悩ませています。

いろんな悪条件が複雑に重なり合っているんです。
しかも多数の悪条件です。(苦笑)
これまでも数多くの難しい防水工事をやってきましたが、ここまで悪条件が重なっている現場は珍しいです。
やっかいなことに現時点で屋上から雨漏りしてますしね。

屋上に増築の建屋があるんですが、現状、その建屋に入り込んだ雨水が雨漏りを引き起こしています。
建屋のまわりの平場は10年ぐらい前にウレタン防水を密着で施工してありますが、既に防水層としての機能は果たしていません。

そのウレタン防水層が、途中からなぜか塩ビのシート防水になっています。(苦笑)
このウレタンと塩ビの取合もグチャグチャです。
無理矢理にシールでつないであるという状態。

さらに困ったことにエアコンや設備関係の配管が屋上のあちらこちらに走っていて、それを支持する架台が無数に鎮座しています。
浮かせられるモノもあれば配管に全く遊びがなく微動だにしないモノもある。
配管の隙間もメチャクチャ狭くて作業性が非常に悪いというオマケつき。

まあ、ここまで書けば、防水工事のプロだったら、この現場がどれほど難しい現場 かわかるでしょう。
でも、実際には他にも悪条件がたくさんあるんですがね。(苦笑)

最終的にはウレタン防水(通気緩衝)で何とかしよう考えていますが、細かい部分の納め方が本当に難しい・・・
結局のところ、細かくて面倒くさい地道な作業を、1つずつ丁寧にやっていくしか道は無さそうです。
手間がかかれば当然その分コストに影響するワケですが、丁寧に手間をかけたうえで、いかにしてコストを下げるか。
そこが腕の見せどころというか、そこにプロとしての工夫が求められると思っています。

というワケで、もう少し頭を悩ませてみようと思います。
お客様にとって最善の仕様を生み出すために頑張ります。
ほんのちょっとの積み重ねが大きな成果に結びつくと信じて。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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