改修・修繕について

エポキシ注入工事について

2022.10.4

2022-10-04

本日のスタッフブログは、施工部から中村が担当いたします。
早いものでもう10月です。
1年も、あっというまで今年も残り2か月もありません。
猛暑の疲れがまだ残っている感じがしますが、頑張って行きたいと思います。

前回のブログで補修工事の爆裂補修工事について書きましたが、今回は外壁のエポキシ注入工事の様子を書いてみようと思います。
爆裂と違い、目視ではモルタルの浮きは全くわからないため、このような調査用の小さいハンマーで壁を全面触っていき、その時の音で判断します。

通常ならゴロゴロ?(文で表現するんが難しいです 笑)といった、強固な音がしますが、たまにゴロゴロからコロコロやカラカラと乾いた音に変化する場所があったりします。
音によっては、塗膜の浮きの場合もあり、これも補修対象となります。
それはまた別の日のブログに書きたいと思います。

その音が変わる場所がモルタルの浮きの疑いがあるので、軽く叩いて浮いている場所の範囲を絞っていきマーキングをします。

マーキングが終わったら、振動ドリルを使って穿孔(穴あけ)をしていきます。
穿孔がおわったらエアダスターなどを使い、中を丁寧に清掃します。

清掃が終わり、内部が乾燥してるか確認できたら、注入用のガンを使いエポキシ樹脂を躯体とモルタルが剥離した部分に充填していきます。
特記がなければ一つの穿孔穴に対してエポキシ樹脂30グラムを丁寧に入れます。

勢いよくやると、狭い隙間に圧をかけて樹脂を注入するのでモルタルが耐えきれなく盛り上がってくるので注意が必要です。

再度、穿孔穴の周りを打診ハンマーで軽く叩いて音の確認をしたら躯体とモルタルを固定するアンカーピンを表面より5ミリ程度挿入し、へこんだ箇所をヘラなどを使いエポキシ樹脂で埋めれば完了になります。

 

作業的にはとても地味な感じもしますが、結構大変で注入工事のあとは腕がパンパンになります。
どんなに見た目がきれいな建物でも、躯体とモルタルの剥離は爆裂とは違い、ぱっと見ではほぼ分からいので剥離・滑落などの事故を防ぐためにも調査の段階から慎重に作業するよう心がけています。

では今回はこのへんで。

 

日本外装株式会社
施工部 中村謙太郎

 

 

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