2022-09-16
本日のスタッフブログは、奥村が担当いたします。
このブログは、私がブランコ(ロープワーク)作業を本格的に行えるようになるまでの物語を書かせていただきます。
最後まで読んでいただければ幸いです。
前回のブログは、番外編としましてラーメンの話を書かせていただきました。
もし機会があればラーメン横綱一度行ってみてください。
第8話のブログで、この年6~9階建ての建物から30回以上ブランコ作業を行いレベルが上ったと実感した事、最後に社長の現場(千葉県松戸市)でアフター工事を行うところまで書かせていただきました。
今まで高階層の建物から下りる際、心臓がバクバクになっていましたが、レベルが上がったこともあり落ち着いて、セットを淡々と済ませ、板に立ち、座るところまで問題なく進みました。過去12階建てビルの現場で座った状態から下を見た際、数秒意識が飛び、聴力が一時的に麻痺した経験を書かせていただきました。
なので、この座った後、下を見た際に問題なく作業を進められれば【ブランコ作業 ~一人前になるまでの物語~ 1話】にも書いた、
10階からのブランコで恐怖を感じ、リタイヤしてしまった時のリベンジを果たせるのではないか。
更にブランコ作業において一人前と言っても良いレベルには到達できたのではないかと思いました。
さて、座ったところからの続きですが、バックに手を伸ばし下の景色を見たが、とくに心身ともに問題はありませんでした。
高いと感じたが数々の経験を経て、高層階でのブランコ作業を克服したと実感しました。
この日は、貫通部にシーリング処理を行い問題なく作業を終了し、良い気分で帰りにラーメン横綱によって帰社しました。
それからは、ブランコ作業において高さの制限をなくしたので、どんな建物でも完璧にこなしてやるぞ‼と強い気持ちでいましたが、ブランコの道は優しくありませんでした。
一つ壁を超えると更に高い壁が現れると実感させられました。
その新しい壁とは、高階層で下りるところが歩道の場合です。
今までは、高層階でも下が敷地内で人が通らない所だったり、歩道はあったのですが建物が低階層だったりとそのような現場が多かったです。
なので今回のこのパターンを味わっていませんでした。
この高層階で下が歩道の場合、何が一番怖いか、それは物を落とす恐怖です。
これはブランコを教えていただいた、職人のTさんNさんも今でも怖いと思います。
落下防止の対策としまして、ブランコ作業中によく使うカッターやシーリングに使うガン等に落下防止のロープ(道具)を取り付けます。
しかし、シーリングのカートリッジを付け替えるときや、落下防止道具を付けることができないものの使用など、落としてしまったらどうしようと想像してしまうのです。
高層階の下が歩道の現場は、9階建てからガラスクリーニングとシーリング処理を行う工事でした。
都心にある建物だったので、なかなか人通りが多く危険レベルマックスな現場でした。
この現場で私は、会社の歴史の中で一番長い時間ブランコに乗りつづけ作業を行なった新記録を残しました。
今回はここまでにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本外装株式会社
サービスプランナー 奥村直人