2022-02-24
本日のスタッフブログは、佐藤が担当いたします。
今回は、ブランコ作業の必要性について考えてみました。
以前、とあるニュースでブランコ作業での事故が報じられました。
在るマンションでブランコ作業をしていたところ、突然ブランコロープが切断し命綱1本となり、宙ぶらりの状態なったというニュースです。
幸いにも目の前のベランダに乗り移る事が出来、事なきを得たというニュースでした。
そもそもブランコで使用するロープとはそうそう簡単に切れる様な物ではありません。
そんなことがあり得るのかと思っていたところ、やはり原因は、マンション住人が故意に切断したという信じられない出来事でした。
そんな1歩間違えれば生死に直結する作業を常日頃私達が使用するブランコ作業です。
それゆえに使用前には必ず使用前点検を行い、まずはロープの状況確認を行います。
不良品は命に関わります。
作業員は、慣れているとはいえ命がけです。
作業時には必ず自分の目と手を使い、しっかりと確認をしたうえで作業に臨みます。
とはいえ、危険な作業であることには変わりありません。
このような危険作業がなぜ未だに続いているのか、建築業界は非常に進歩が遅れている事に気が付きます。
その理由として、都内の住宅密集地やビル密集地などで作業用足場が組めない、高所作業車が入れないなど、このような場所は多々見受けられます。
そんな状況の中、壁からの漏水修理・壁タイルの剥がれ修復等こそがブランコ作業が必要とされている所以でしょう。
未来のことはわかりませんが、少なくとも今後10数年以内にロボットがブランコ作業を行い、シーリングの打ち替え・塗装の塗替え・タイルの貼り替え等が出来るようになる訳がありません。
やはり建築という者は全て人間による、プロの職人の手による作業が全てなのです。
そんな作業の一つでもあるブランコ作業ですが、当然弊社にも数台のブランコセットは常備しており何十年とブランコを使って作業をこなしてきた達人が多数おります。
お客様からのご希望や、現場の状況、状態によって様々なご提案をさせていただくことができます。
良くいただくご質問として、足場とブランコ、どちらの方が良いのか?費用が安いのはどちらか?というものがございます。
この件に関しましては、まさに現場(建物)ごとのケースバイケースで上記に書かせて頂きました立地条件、施工内容、施工範囲等、またはブランコ作業で短期間で済ませた方が良い場合、逆に足場を建ててしっかりと下地から手を入れた方が良い場合と様々な条件がございます。
その為、私共がお伺いした際にはしっかりと状況を把握し、その現場(建物)にとって最適なご提案をさせていただきます。
また、なぜその提案なのか(なぜブランコなのか、なぜ足場なのか)もしっかりとご説明いたしますので安心してご相談いただければ幸いです。
何かお困りの際は是非お声掛けください。宜しくお願い致します。
日本外装株式会社
サービスプランナー 佐藤博昭