2022-06-24
本日のスタッフブログは二宮が担当いたします。
以前の私のブログ記事内において防水の日常のメンテナンスについて書かせて頂きました。
「工事後のメンテナンスについて」2022.03.22付
そちらと類似する内容とはなりますが、今回は塗装(=外壁補修+塗り替え)以外においてのメンテナンス、といいますか、ポイントを書かせて頂こうと思います。
一般的に外壁塗装を行う際には建物全体に足場を架設し、しっかりと作業ができる場所を確保して補修や塗装を行います。
この足場があるからこそ見える場所、できる作業という物があります。
普段は下からの目視でしか確認できないような屋根、雨樋等が分かりやすいでしょうか。
(最近はドローン等もありますが、住宅地で行うには許可が必要であったり、墜落のリスクがあったり、また、それだけで料金が発生したりと中々一般的に広まってはおりません)
屋根、雨樋まわりに対してすぐにパッと思いつくだけの件を挙げてみますと…
・雪止めの補修、交換、追加
ごくまれに雪止め自体がもともと設置されていない屋根を見かけることがあります。
屋根の種類によっては後付けできる場合もありますのでご相談ください。
・不要アンテナの撤去
地デジ移行不要になったアンテナがそのまま放置されているケースが良く見られます。
落下の危険性や、倒れた際に屋根や防水層を傷つける可能性があります。
・雨どいの掃除、枯葉等ゴミ侵入防止ネットの追加
下からでは雨どいの状態はわからないため、気づかないうちに枯葉、泥の蓄積により樋が変形したり詰まったりしてしまいます。
・すでに詰まってしまっている雨どいの交換
手が届かないため長い時間に少しずつゴミが蓄積し詰まってしまった樋も部分的な交換等が可能です。
・普段では届かない場所やフィックス(はめ殺し)窓のガラス清掃、交換
内側からでは届かない、吹き抜け上のトップライト等、汚れや破損が気になっていても手が出せなかったガラス窓も多々あるケースです。
・屋根自体の劣化
塗装、補修よりのケースですが、外壁と同じく、実際に足場を建てることで、手が届く場所、目視で近づける場所があることでしっかりと点検、対処ができます。
と、私の物件記憶の引き出しの中からでも屋根、樋限定でもこれだけのケースが出てまいります。
この他にも、各建物、状況、場所毎に全く違うケースの点検ポイントがございます。
こういった「見えない箇所」の予想は単にお客様自身の建物に対してだけでなく我々のような営業マンがお見積りを作成する際に大事なことでありまして、現調等の最初のご訪問時にそういった「見えない場所」という物をどこまでしっかりと予想、確認しているかによってお見積りの精度に大きな差が出てまいります。
予想といっても私たちの経験に基づいた自信のある予想です。
たまに他業者様のお見積りを拝見させて頂く機会があるのですが、不安だから数字を多めに見ておこう、もしかしたら色々足りないかもしれないから…と不必要な工事やご提案を一式工事でごまかすといった見積りは我々が見ればすぐにわかります。
そういったお見積りは、金額は安いものの内容が薄く、さて工事は着工したものの、足場を建てて見て初めて気づく状態や見落としている箇所等が次々と露見し、結果、予算が足りなくなり必要な工程を抜かした手抜き工事をしたり、または次々と追加の工事費用を請求してくるなど、最初の現調と実測に来た営業担当者が、ここを怠ったまま作成した、いわゆる手抜きの見積もりの結果が完成度の低い工事に繋がり最終的にお客様への負担が大きいものとなってしまします。
建物に今何が必要なのかを見抜き、どこまで丁寧な見積もりを作る事ができるかが、我々営業マンができるお客様へ対しての信頼関係へのアプローチだと思っております。
日本外装株式会社
サービスプランナー 二宮圭太郎