メンテナンスについて

建物の劣化サイン その1

2022.5.10

2022-05-10

本日のスタッフブログは、二宮が担当いたします。
今回は少し趣向を変えて、皆様の建物に起こりうるトラブル、その劣化サインを文章少なめ画像多めでお伝えしようと思います。

とはいえ、トラブルというものは建物の数以上にありまして、その全てを網羅しようとなると、それはとんでもない量となってしまいますので、今回は第1弾として、代表的な2点をお伝えしていきます。

【外壁のトラブル・そのサイン】

①クラック

 

一般的?といってよいのかわかりませんが、一番多く見られる、かつ一番分かりやすい劣化のサインです。
幅0.3mm以下、深さ4mm以下の髪の毛のような細いひびを「ヘアークラック」と定義しており、軽度のクラックで早急な対応が必要なものではありませんが、放置していると、ここから大きなひびに広がる可能性がありますので、このヘアークラックの発生は外壁の初期の劣化サインとして経過観察しておきましょう。

・クラック処理

施工前
施工前
Uカット
Uカット
Uカット後
Uカット後
シーリング仮防水処理
シーリング仮防水処理
モルタル充填
モルタル充填
クラック補修後
クラック補修後

 

 

・爆裂(バクレツ)

 

ご自分の建物が爆裂していると聞かされ聞きなれない方にはびっくりしてしまう言葉ですが、「爆裂」とは上記のクラック等から侵入した水が内部の鉄筋等を錆させてしまい、その錆が膨張することでまわりの外壁が押し出されてしまっている状態のことを指します。
放置しておくと外壁の強度低下、果ては落下につながりますので、爆裂が発生した場所によっては早めの対応が必要となります。

爆裂施工前
爆裂施工前
不良部撤去
劣化部撤去
爆裂補修後
ケレン清掃
シーリング仮防水処理
シーリング仮防水処理
モルタル充填
モルタル充填
爆裂補修後
爆裂補修後

 

番外編として、
まれにですが現調へお伺いした際に目にすると「あぁ…」と思ってしまう、そんなケースはこちら。

 

外壁を覆うツタ
非常にやっかいな外壁を覆うツタです。
外壁に食い込んだ根をしっかりと取り除く為には念入りな撤去作業が必要になります。
時間と労力をかけて撤去しても塗装後は若干の跡が残ってしまう厄介な存在です。

 

 

その他にも外壁やシーリングのトラブル、防水に関してもウレタン、塩ビシート、仕様毎にドレンの詰りやシートのたわみなど、様々な劣化サインの形がございますのでそちらもまた随時ご紹介していければと思います。

 

日本外装株式会社
サービスプランナー 二宮圭太郎

 

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