防水について

斜壁の防水について

2022.5.13

2022-05-13

今回のスタッフブログは、内田が担当いたします。本日は【斜壁の防水】について考えてみたいと思います。

斜壁は(しゃへき・しゃかべ・ななめかべ)と読みます。
道路・隣接地からの斜線制限があるなかで容積を最大限確保したい場合に設計されます。
簡単にいうと、斜線制限により2階建てまでしか建てられないところに、斜壁を設けることで3階建てが建てられるという具合です。
そんな斜壁ですが、非常に雨漏りのリスクが高い部位となります。
垂直な外壁と斜壁では、降雨時の雨掛かり量が段違いです。
更には斜面を水が流れる為、外壁と同程度の各種仕上げでは、斜壁部分だけ著しく劣化が進みます。
また、紫外線の影響を受けやすい部位であることから、仕上げ材の選定には注意が必要です。

近年において斜壁は【屋根として考える】事が一般的です。
新築時から然るべき防水処理が施された物件をみる機会も増えました。
改修工事の際には、雨漏りを予防するという観点から、斜壁については十分な検討が必要と考えます。

斜壁の防水処理の方法をご紹介します。

 

〈屋根材での防水〉

シングルと呼ばれる屋根材にて被覆する方法です。メーカーにより斜壁改修工法が確立されています。下葺き材と上葺き材の2層構造になっています。

 

 

〈シート材での防水〉

塩ビシート防水の機械的固定工法の技術を斜壁に応用した方法です。

 

 

〈塗膜での防水〉

塗膜防水材または、防水形塗装材などにより塗膜を積層させて防水層を形成させます。
建物構造から下地の動きを考えて仕様を選定する必要があります。
塗膜防水層を挟み、防水形塗装材で仕上げるなどのバリエーションが選べます。

 

 

現状、斜壁からの雨漏りにお困りの方、室内側の斜壁部分に雨染みやカビが発生している方、今後斜壁からの雨漏りを予防したい方は、ぜひ経験豊富な当社にご相談ください。

ではでは。

 

日本外装株式会社
サービスプランナー 内田博昭

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