平成26年11月13日(木曜日)
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10月31日に集中治療室に入った父は、その一週間後の11月7日、静かに息を引き取りました。
享年85歳(満84)でした。
大往生とまでは言えないかもしれませんが、それに近いと言うか、なかなか立派な往生だったのではないかと思います。
戦前世代の昭和5年生まれの中ではおそらく長生きしたほうでしょう。
ほんの2週間ぐらい前まではさほど心配していなかったのです。
入院した時点では切迫感は皆無でした。
本人も我々家族も、手術が無事に終わればまた元気に家に帰って来れるつもりでいました。
お医者さんからもわりと楽観的な説明を受けていましたので、その時点では。
とは言え、年齢が年齢なので多少の覚悟と言うか、心の準備的なものはあったのですが。
あと3年。
もう少し頑張ってくれれば米寿を祝ってあげられたのですが・・・・
でも、それを言い出したらキリがありませんね。
冷静に客観的にみれば、度重なる大病を乗り越え、よくぞ84歳まで生きてくれたと思います。
残念な気持ちと同時に、ここまで長生きしてくれたことに感謝する気持ちも強いです。
僕を含む3人の子供たちの世話になることを拒み、最後の最後まで男の一人暮らしを貫き通しました。
3人の息子を育て上げ、今際の際まで誰にも大きな迷惑をかけることなく、見事に天寿を全うした84年でした。
我が父親ながら立派だと思います。
本当に頭が下がります。
毅然とした生き様を見させてもらいました。
父の遺言を守って、子供と孫だけの家族葬で送ってあげました。
僕の著書『自分を磨く嫌われ仕事の法則』のあとがきは、父への感謝のメッセージになっています。
あの本を書き上げ、出版社さんから届いた最初の1冊目を父に贈りました。
父は、その1冊めの本をずっと大切に持っていてくれました。
出棺の際、その1冊目を父に抱かせて一緒に送りました。
最後にお別れの言葉をかけるよう促された時、父に対する尊敬の念と感謝の思いを表現する言葉が見つからず、ただただありがとうと何度も伝えました。
通夜、葬儀、その後の諸々の段取りなどで昨日までバタバタしておりましたが、本日早朝より通常業務に復帰しました。
この投稿をもって一区切りとし、この間の遅れを取り戻すべく全力モードに突入したいと思います。
きっと極楽浄土から見てくれているであろう父に恥じない仕事をして、父のように毅然と生きていこうと思います。
いや、生きてゆきます。
ではでは。
僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界
音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ
興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。