平成25年8月26日(月曜日)
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台東区は合羽橋で雨漏り補修工事。
今日の雨漏りは強敵です。
ってか、永遠の難問と言ってもよいでしょう。
何が難問なのかと言えば、
ガラスブロックで外壁を作ってある物件なんです。
『あかりとり(採光)』としてのガラスブロックではなく、
外壁一面をガラスブロックで仕上げてあるのです。
わかる人にはわかると思いますが、
まあ、そりゃ雨漏りしますよね、って話です。
採光のための1メートル四方のガラスブロックでさえ、
何かとトラブルが多いのに、
外壁一面ガラスブロックとなれば・・・
トラブルが起きないほうがおかしいと言っても過言ではありません。
なんせ開口部の中に無数の開口部があるようなモンですから。
(↑この言葉の意味がわかる人は雨漏りのプロです・笑)
今回の物件も、
これまでに何度も手を入れさせて頂きました。
もちろん、その都度、解決してきました。
でも、残念ながら1~2年しかもちません。
ちょっと大きめの地震でもあった日にゃ、一発でダメです。
現実的な対処方法として、
目地を全てシーリングで防水するわけですが、
建物が動くとすぐに切れてしまいます。
またガラスブロック自体が割れてしまいますし。。
まあ、この物件の場合もそうですが、
対症療法的に、数年に1回のシーリング処理というのが、
最も現実的な対応なんだと思います。
特にウチの場合は足場を組まずにロープ作業で施工できるので、
足場代、ゴンドラ代がかからないことを考えれば、
ランニングコスト的にもかなりお得ですしね。
何か良い対策を編み出したいと思ってはいるのですが、
構造的に、かなり難しいってのが現実なんですよね。
最近の建物にはあまり使われなくなっているので、
自然に消滅していく運命なのかもしれませんが。。
ではでは。
僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界
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興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。