平成27年6月8日(月曜日)
当社の活動状況→本日の工事進捗状況
建物診断無料とか雨漏り診断無料とか足場代無料とか・・・・・・・・
◯◯◯無料を売りにしている外装工事業者は少なくありません。
でも、思いませんか?
無料で建物診断や雨漏り診断をして、その人件費はいったいどこから出るのだろう?と。
仮に簡易な診断だとしても、最低限1人~2人分の人件費はかかるはずです。
合わせて交通費などもかかります。
ということは、あまり深く考えなくても簡単にわかりるカラクリです。
無料で診断をしたら、そのまま見積提出につなげて工事を受注することが大前提なのです。
最終的な工事費用の中に無料診断の分の費用が含まれると考えるのが妥当です。
妥当というよりもそれ以外にあり得ません。
ですので、無料と言いながら実際には最終的にお客様が負担することになっているわけです。
とは言え、診断から工事までを同じ会社でやることになるので、あまり気にならないかもしれません。
自分の建物を診断した費用を自分で支払うという構図ですから。
さほど抵抗感を持たずに受け入れられる人が多いのだと思います。
でも、本当にそうなのでしょうか。
問題は、無料診断をしたお客様が100%全員その会社で工事をするワケではないことにあります。
無料診断だけやって工事をしない人のほうが圧倒的に多い可能性すらあります。
それが意味することは、あなたの工事代金には、他人の建物を無料診断した人件費や交通費が乗っかっているということです。
残念ながら、これは否定しようがない厳然たる事実なんです。
人間が動けば人件費とそれに伴う経費が必ずかかります。
無給で動いてくれる社員など絶対に存在しません。(いわゆるブラック企業は別として)
人件費を売上からまかなわねばならない以上、工事をしたお客様が、工事をしなかったお客様のための経費まで支払っていることになるのです。
全く無関係の赤の他人の建物を診断する経費を、です。
建物診断無料・雨漏り診断無料といえば耳障りはいいですが、確実に余計な経費(膨大な数の他人の建物診断の費用)を支払わされるカラクリだけは知っておいたほうが良いと思います。
また、いうまでもありませんが、足場代無料キャンペーンなどを謳う工事業者などは論外です。
どんな小さな建物でも足場を組めば最低でも3~4人分ぐらいの人件費は絶対にかかります。
それが無料で出来るわけがないのです。
その分は間違いなく工事金額に反映されているのです。
さもなくばその分、工事の品質が落とされていると考えても良いでしょう。
いずれにしても得な話や儲け話には裏があるのが世の中の常。
消費者の皆様にも冷静に慎重に当たり前に考えて頂けたら、と切に願っています。
なお、当社では見積と相談までを無料でやらせて頂いております。
当然ですが、見積や相談にも人件費や経費は必ずかかります。
そして、見積を出しても全てのお客様からご発注頂けるワケではありません。
ということは、先ほどの理屈でいけば、当社に工事を発注して頂いたお客様が、見積だけ出して工事につながらなかった他のお客様の見積にかかった経費を負担してくださっていることになります。
正直に申し上げますが、それはその通りです。
間違いありません。
ただし、当社では、それは最小かつ最低限必要な経費と考えております。
工事というカタチの無いものを提供している以上、見積を出さないことにはお客様に判断して頂くことが出来ないからです。
もちろん理屈からいえば見積・相談を有料にすれば解決する問題ではあります。
たしかにそれは正論ですが現実的ではありません。
自分自身がお客様の立場になって考えた時、いくら信頼できる業者だとしても、わざわざ有料で見積をとろうとは思いません。
カタチの無いものを提供している性質上、見積と相談まではお客様にご負担を頂かずに提供するのが筋だと考えています。
当社では建物診断や雨漏り診断・調査をご希望のお客様には原則として有償にて承っております。
もちろんその内容と価値に見合った適正金額による見積を出させて頂きます。
良い仕事をするためにはそれに見合った経費がかかることをご理解頂ければ幸いです。
ではでは。
僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界
音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ
興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。