社長ブログ

盛者必衰の理

2015.9.3

平成27年9月3日(木曜日)

当社の活動状況→本日の工事進捗状況

マクドナルドが苦境に陥っているとニュースになっていました。

今年の上半期だけで262億円の赤字だそうです。
売上が7年前と比べて半減しているとのこと。
確かに近所のマクドナルドも閑散としてお客さんが入っていない感じです。
一時期はお客さんで溢れていたんですが。。

僕自身もここ数年は全く利用していないです。
以前は子供が好きだったのでたまに利用していたのですが、最近は子供にも人気がないですし、中国産食材の問題や、そもそも食べたいと思うメニューがありません。
それでいて意外と高くつくイメージがありますしね。

数年前にものすごく違和感を感じることがありました。
カウンターからメニューが撤去されていて、それを知らずに店に入ったことがあったんです。
自分の番まで来て、何にしようかな?と今まで通りカウンターのメニューを見ようとしたら無いわけです。
その瞬間、めちゃくちゃ焦りました。
すごく慌てて頼んでしまって、失敗した感というか、とても残念な気分になってしまいました。
よくよく考えてみたら、それ以来行っていないような気がします。

そう言えば、その後も1分間チャレンジとかって、1分以内に商品を提供できなければ無料券を配るみたいなキャンペーンもやってましたね。
たぶんお客は誰もそんなサービス望んでいなかったと思うんですよね。
もともとマクドナルドの商品提供時間は、他の飲食店と比べて充分に速かったですし。
あれもかなり評判が悪かったですね。

お客が望んでいないことをやって、従業員も疲弊して、その結果サービスレベルが落ちて・・・・まあ、普通に考えれば悪循環になるわけです。
結果論で言うなと言われそうですが、自分自身のお客としての行動が、数年前にメニューが撤去されたカウンターで不当に焦らされた結果、それ以降全く利用しなくなったわけです。
顧客視点・お客様の目線で考えれば既にあの頃から答えは出ていたことになるでしょう。
結果論ではなく原因論です。
自分が行かなくなった原因を考えてみれば答えは出るでしょう。

ようするに、ビジネスで追求する『効率アップ』はお客様のための『効率アップ』でなければダメという典型例でしょうね。
企業側の都合で『効率アップ』をはかると当然こうなるわけです。
これからのビジネスでは、むしろ企業にとって『効率ダウン』になってしまうサービスや商品が重要だと思います。
あえて企業にとって都合の悪い『効率ダウン』にチャレンジすることの中にイノベーションのヒントがあると思ってます、個人的には。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり・・・・・・・・
今後も『お客様の立場』に立って考える姿勢を死守し続けたいと思います。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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