2022-04-22
本日のスタッフブログは、佐藤が担当いたします。
今回は、雨漏り予防について給排気口からの漏水防止を考えてみました。
雨漏り発生原因は幅広い範囲で、いろいろな要素が考えられます。
1,屋上からの防水層劣化のための漏水
2,外壁ひび割れからの漏水
3,開口部廻りなどからのシーリング材劣化
4,外壁貫通部分からの雨水侵入
など、まだまだ色々考えられます。
その中で、4番の外壁貫通部分からの雨水侵入について考えてみます。
(貫通部とは、外壁外側から壁内部または室内まで貫通している部分を言います)
その貫通部分については、いろいろな物が考えられます。
1,エアコンの配管部分
2,換気扇などからの排気口
3,室内給気口
4,外壁を貫通している上下水道管
などが有ります。
今回は、給排気口のフードカバーについて説明いたします。
普通の雨では、フードカバーからの雨は侵入しませんが、強風を伴った雨や、台風時のたびに壁からの雨漏りが発生する場合は、
給排気口からの漏水が考えられるため、フードカバーの長い物への交換が望ましいと思われます。
観察無しで、ただ交換するのではなく、雨はどこから入って来るのかの確認も必要です。
ガラリの中から漏水する場合もあれば、フードカバー廻りから漏水する場合も有ります。
要観察が必要です。
フード廻りに隙間がある場合は、シーリングの打ち替えで済みますが、フードの中から雨が入ってくる場合にはフードカバーの交換をお勧めします。
既存のフードを撤去し、
撤去後の周りや貫通部内部を確認致します。
周りや内部が濡れている場合は、フードカバーの周りからの漏水が考えられます。
新規にフードカバーの長い物を用意します。
同じ貫通部穴に差し込む前に、貫通部内部とフードカバー裏側に一次シールを打ち差し込みます。
これで完了ではありません。
しっかりとフードカバーを差し込んだ後は、最後に、新規フードカバーの廻りにシーリングを打ちます。
これで貫通部分の二重シールとなる為、フードカバーからの漏水は無くなると思います。
(フード内止水板付もあります)
フードの長い物に交換した為、台風や強風時の雨でもフードからの漏水は無くなるはずです。
また、強風対策のフードカバーには他にもたくさんの種類がございますので、色々な物をご確認・ご検討下さい。
ご連絡をお待ちしております。
日本外装株式会社
サービスプランナー 佐藤博昭