社長ブログ

芸能人は歯が命、防水工事は下地が命

2013.2.26

平成25年2月26日(火曜日)

当社の活動状況→本日の工事進捗状況

現在施工中の防水工事の件で頭を悩ませています。
テラスの防水で、既存FRPの上にFRPを施工する仕様なんですが、
想定外というか、予想できないぐらい既存の防水層が傷んでいて、
下地作りにかなりエネルギーがかかりそうなんです。

以前から繰り返し言って(書いて)ますけど、
防水工事とか塗装工事って下地処理が命なんです。
どんだけ良い防水材を使っても、どんだけ良い塗料を塗っても、
下地処理をちゃんとしてないと無意味なんです。

そもそも下地が荒れていたら密着しません。
つまり、すぐに剥がれてきます。
工事が終わった直後はキレイに仕上がっていても、
数年後には、場合によっては数ヶ月には剥がれてきます。
見るも無残な状態になるでしょう。

また、密着性だけの問題ではありません。
下地が脆弱なまま、その上に防水や塗装をしてしまうと、
あとから下地そのものが剥がれてくる場合があります。
つまり、防水層、塗膜はしっかり密着しているにもかかわらず、
下地が弱っているため、下地ごと剥がれて浮いてくるのです。

上記以外にも、
下地処理が大切な理由は、書けばキリがないぐらいあります。
極端な表現をしますが、
いい加減な下地処理のうえに超最高級の防水材で施工するよりも、
しっかり下地処理をしたうえに最低ランクの防水材で施工するほうが、
はるかに良いということです。

で、今施工中のテラス防水。
既存の防水の状態がとても悪い。
なぜ悪いかと言うと、下地処理がいい加減だったから。
つまり、いい加減な下地処理の上に無理矢理FRP防水してあるため、
結果的に、既存のFRP防水そのものの状態も極めて悪くなっているのです。
今回施工する僕らからすれば、下地の下地が悪いという状況です。

ですので、
まずは、既存の防水層を剥がれるだけ剥がして、
カチオンでしごいて、
さらには通気緩衝マットで縁切って・・・
って、感じでやるしかないでしょうね。

ま、完全に予算オーバーですが、(涙)
『いい仕事をしよう』を経営理念に上げている当社です。
そこは赤字覚悟でやるしかないでしょう。
いい加減な工事をして信用を失うぐらいならお金を失ったほうがマシです。
って、できればどっちも失いたくないですけど。(苦笑)
というワケで頑張ります。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

興味がある方は是非読んでみてください。

 

簡単見積り
シミュレーション
お問い合わせ
お電話
お気に入り登録してね!