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見習い現場管理・大沼がゆく! 第18回(世直し)

2023.6.9

見習い現場管理・大沼がゆく! 第18回(世直し)

こんにちは!見習い現場管理・大沼です。
本日はわたくし、少し「世直し」の方をさせて頂こうかなと、思っておりますです。
またこの男の意味不明な言動がはじまったと、皆さまさぞやお嘆きのこととお察ししますが、そこは、あなたがこのページを開いてしまったのが運の尽き!
どうか最後までお付き合いください!笑

「世直し」とはなんでございましょうか?
意味を辞書的なもので紐解きますと「世直し」とは、かつて江戸時代に見られた、民衆が世の中を改善しようと行動を起こしたことでありまして、時には百姓一揆や打ちこわしのように、多少荒々しい方法も取られたようです。
それが正しいことであったかどうか、適切な方法であったかどうかは別として、現代で言いますと60年代の学生運動なども、広義では「世直し」に分類されるのでしょうか。
ちなみに、我が大沼家においても、「世直し」は日常で行われております。

【ある日の大沼家の「世直し」のようす】
公園のベンチで喫煙する男性に一言
妻 「ちょっと! そこのあなた、ここ喫煙所じゃないんで今すぐタバコ消してください」
わたくし (おお、出た。「世直し」だ)
次男 「バブー」

……とこのような具合で、妻は世の諸悪を舌鋒鋭く糾弾し、これを正します。
そこへ行くとわたくしは処置無しのチキン野郎でございますので、臆せず即行動する妻に対しては尊敬の念を禁じ得ません。
本日はわたくしも見習って、「世直し」をしていこうと思っております。

さて、本日わたくしが斬る悪とは、悪徳業者による外装リフォーム詐欺であります。
ある日突然、外装業者風のサービスマンが訪ねてきて、
「すみません、今近隣で工事を行っていた者です。工事の際におたくの屋根が一部壊れているのを見かけまして……もしよろしければ、今簡単に点検させて頂ければと思うのですが、いかがでしょうか?」

といった具合にアプローチしてきたら、皆さまはどうしますか?
わたくしは、断る方と点検を依頼する方と、ほぼ半々ぐらいにはなるのではないかと思っております。
種明かしをしますと、これはれっきとした詐欺業者でありまして、決して相手にしてはいけません。
これで点検を依頼してしまうと、脚立で屋根に上がった末に、オーナー様に分からないように屋根の一部をこっそりと破壊し、
「今、屋根に上ってみたら、やはり一部壊れているみたいなんです。このままにしておくと、風雨などでさらに壊れ、その破片が隣の家に飛んでいってしまうかも知れず大変危険です。よろしければうちで修理を行いましょうか?」
などと虚言を弄し、壊した箇所に応急処置とも呼べないような粗末な工事を行い、高額な施工費用を請求してくるのです。

いやーーー、許せん! 断じて許すまじ!!
何が許せないかって、この手口が悪質である上に、極めて巧みで狡猾であるところであります。
だからこそ、わたくしは先ほど申し上げたとおり、半数ぐらいの方は騙されてしまうのではと懸念しております。

この詐欺手口のよくできている点は、
・「近所で工事をしていたらたまたま見えた」と、善意を装ってやってくるところ
・屋根の上という、住んでいても普段は目の届かない箇所を指摘してくるところ
・点検と称して屋根に上り、破壊工作をされても、こちらが気付けないところ
・近隣に迷惑をかける可能性を指摘し、社会的に不安を煽ってくるところ

あたりでしょうか。
特に4つ目は本当に悪質だと思います。
自分の家が壊れるだけならまだしも、そのことで近隣に迷惑が掛かるかも知れないなどと言われたら、その前になんとかしなきゃと思うのが人情というもの。
その弱みにつけこんだ、残忍極まりないやり口です!

非常に残念なことですが、近年こういった詐欺が横行しており、当社の営業エリア内においても、たびたび被害報告が聞かれます。
実際、多摩区にわたくしの義祖母が住んでおりますが、こちらも上記のような詐欺業者が訪ねてきて、危なく被害に遭うところだったという事案がありました。
それでは、こういった詐欺の被害に遭わないよう、どういった行動をとればよいか、対策の一部をご紹介しますので、是非ともお心に留め置きください!

【得体の知れないサービスマンを家に上げない】
玄関に上がられてしまうと、相手に腰を据えて詐欺のセールストークをさせるチャンスを与えてしまいます。
また、対面だと断りづらくなります。

【屋根に上らせない】
こちらの目の届かないところで細工をされてしまえば後の祭りです。
飛び込みで突然やってくるような得体の知れない業者を屋根の上に上らせてはいけません。

【名刺をもらう】
ちゃんとした外装業者のサービスマンなら、名刺を持ち歩いているはず。
持っていなかったとしても、業者の社名と所在地を答えることはできるはず。
社名と所在地をインターネットで検索して探し当らないような業者は、かなり不審と考えて良いと思います。

【その場で判断を迫られても、返答しない】
とは言え、本当に壊れていたらどうしよう……不安に思われる方もおられると思います。
でも、その場で契約するようなことは絶対にやめましょう。
日本外装にご相談頂ければ、お伺いの日時を打合せさせて頂き、当社のサービスプランナーが責任を持って点検させて頂きます。
(弊社では飛び込みの訪問は一切行っておりませんのでご安心ください)

啓蒙活動の一環として、弊社の刊行物にこのような記事も書かせて頂いております。

相変わらず冗長な前置きのおかげで、本日のブログも長編になってしまいました。
わたくしの力は微々たるものではありますが、一件でも詐欺被害が未然に防がれることを願って止みません。

もしも、万に一つ皆さまのお宅の安全を脅かす悪党が現れたときは、お電話いただければ不肖わたくしが駆けつけ、バッサリと「世直し」させて頂きますので、いつでもお呼びくださいませ!

……大沼家のくだりが出てきたあたりから、本来の世直しの意味とだいぶ違ってきてしまいましたw
冗談はさておき、日本外装は業界全体の評判を下げるようなこういった悪質な詐欺に負けることなく、誠実に仕事に邁進していく所存ですので、今後ともよろしくお願いいたします。お困りごとがありましたら、ご連絡お待ちしております!

本日もありがとうございました!
それでは、また来月お会いしましょう!

日本外装株式会社
サービスプランナー  大沼和正

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