2022-02-17
いつも弊社ブログをご覧いただき、ありがとうございます!
本日はわたくし、見習い現場管理者・大沼のお話にお付き合いくださいませ。
唐突ですが、皆様は「塗装」をされたことはおありですかな?
わたくしはと言いますと、恥ずかしながら、いわゆる「DIY」を通ってこなかったので、せいぜい本棚を少し塗ったことがある程度の有様でございます…情けなや。
こうして目を閉じておりますと、色を塗り終わって満足し、ソファにふんぞり返ってビールを飲んでおりましたら、「コラ!まだ終わってないよ!ニスも塗るんだよ!」と、妻に責を受けましたこと、今も瞼の裏に浮かんで参りますよ!
しかし、妻の怒りもごもっとも、塗装とは、1度塗って終わりではなく、何段階も工程があるのでございます。
それは、簡単な家具の塗装から外壁の塗装まで、塗装と名の付くものすべてに言えることであります。
今日は、その一例として、ある現場での屋上の防水塗装作業のようすを紹介していこうと思います。
ちなみに、一般的に塗装には、「塗料メーカーが推奨する工程」というものがあるのですが、弊社では経験と実績から、現場の状況に応じて対費用効果の面で最適化された独自の手法・工程を採用している場合があります!ご承知おきください!
【ケレン清掃】
当たり前だと言われればそれまでではありますが、防水塗装を実施する箇所の汚れやほこりを除去し、キレイにします。話はそれからだ!というわけですな。
鉄部に塗装を施す場合などは、塗料が乗りやすくするため、サンドペーパーでこすって表面を意図的に傷つけたりすることもあります。
納得ですね!
【シーリング処理】
貫通部や端部など、いわゆるでっぱりの部分にシーリング処理を施します。ペースト状のシーリング材と呼ばれる接着剤のようなものを「ニョロ~~~」っと流し込んで、へらのようなもので伸ばします。それが乾いて固まると、隙間がピッチリ埋まります。
この日は日本外装のミスターシーリング・奥村氏が作業を行いました!わたくしは相撲でいうならまだ序二段ぐらいの腕前です。
いや、序ノ口ぐらいかしら。
【プライマー】
まず、最初に塗るのがこのプライマーです。プライマーはいわゆる接着剤の役割を果たし、この工程を経ることで防水塗料と塗装面との食いつきが良くなります。
この工程で塗装面と塗料をしっかり接着させておかないと、後々の塗膜剥がれやふくれ等の困ったトラブルを招くこととなります!
蛇足ですが、〔primary(最初の)〕から派生して、プライマーと呼ぶそうです。
これで準備OK!
【ウレタン防水材】
いよいよ防水材を塗布する工程となりますが、塩ビ・FRPなど、防水材にも種類がたくさんあります。
この日の工事では、伸縮性に富み、強い防水性が特徴のウレタン防水材を使いました!ウレタン防水材は、一度塗ったら時間を空けて乾くのを待ち、重ね塗りを行います。
今回は2層の塗布でしたが現場の状況によってはなんと3層重ね塗りをすることもあります!こりゃなかなか大変!
【トップコート】
ウレタン防水材の塗膜は、雨には強いのですが、残念ながら紫外線には弱く、日差しで劣化してしまいます。
塗膜を紫外線から守るため、トップコートを最後に塗布します。
とてもキレイな仕上がりですね!これで、10年程は安心の屋上が出来上がりました!
一例ではありますが、ある日の屋上防水工事のようすをご紹介しました!本棚にニスも塗らずにふんぞり返っていた過去の自分にも教えてあげたいですな!わたくしも非常に勉強になる現場でした!それでは、わたくしはこのことを妻にドヤ顔で教えるというイベントがありますので、このあたりで失礼いたしまする。
またお会いしましょう!
日本外装株式会社
サービスプランナー 大沼和正
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