雨漏りについて

建物診断と雨漏り診断の違いについて

2022.2.4

2022-02-04

本日のスタッフブログは、内田が担当させて頂きます。
主に雨漏り関連の業務に携わっておりますが、最近のご相談でちょっと気になる案件があったので、注意喚起を込めてお伝え出来ればと思います。

その相談とは、『調査会社に雨漏りの調査をしてもらったが、その報告書を基に雨漏りの補修工事をしてもらいたい』とのことでした。後日、現調を含めてお打合せのお時間をいただき、その報告書を拝見させていただきました。
個人情報を含みますので詳細は伏せて要点のみまとめます。

①調査、目視・触診・赤外線カメラを使った建物診断であったこと
②当該雨漏りの原因が特定されていないこと
③調査会社は調査のみ行う契約で、工事業者は家主様にて探すこと
④調査は報告書作成費を含め有料であったこと

結果から言うと、家主様が求めている調査内容と、この調査会社の提供する調査内容は完全に乖離しています。
調査会社が実施したのは建物診断であり、雨漏り診断ではないということです。
この建物診断の報告書を基にはとても雨漏り補修工事を提案することはできません。
(コストを度外視すればいくらでも可能ですが、、、)

誤解のないように言っておきますが、建物診断とは一般的なサービスです。
中古物件の売買の際や、改修工事の実施時期を決める際などで利用されます。この調査会社に悪意があった訳でも、実施した建物診断が杜撰だった訳でもありません。
実際に報告書は細かくとても丁寧なものでした。

 

家主様と調査会社の間でどのような事前のお打合せがあったかは定かではありませんが、【調査】と一口に言っても色々な調査があります。
雨漏りの解決を望むのであれば、少なくとも当該雨漏りの原因となる部分を特定する必要があります。
正しい調査があって、初めて正しい工事がご提案できるのです。
調査の段階から雨漏り補修は始まっているといっても過言ではありません。

現在ネット上には、様々な調査会社、建設会社、雨漏り補修業者、調査方法、診断方法などが検索できます。
どれが正しく、どれが間違っているとは一概には言い切れません。
それでも【目的に合わせて調査を選択する】と【雨漏りを解決するには雨漏りの原因を知る】ということを念頭に置けば、おのずと結論は絞られてくるはずです。

最後に自社の宣伝です!!
弊社では、散水調査と赤外線カメラを併用した雨漏り診断をご提案しています。
また診断結果に応じて雨漏り補修工事のご提案もしております。
建物規模や立地状況、雨漏りの状況などにより、雨漏り診断の実施が難しいケースもございますが、ご相談は無料ですので雨漏りにお困りの方は是非お声掛けください。

 

日本外装株式会社
サービスプランナー 内田博昭

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