2023-02-17
本日のスタッフブログは、佐藤が担当いたします。
今回は、「台風・強風」について、考えてみました。
台風と言いますと、時期的に夏から秋にかけてがほとんどです。
今時期は台風がありませんが心配のいらない時期は今だけではないでしょうか。
3月に入り気温も暖かくなりますと、春一番など風の強い日が段々と増えてきます。
そこで強風に拠る足場倒壊防止管理等が必要となります。
鉄筋コンクリート造の場合は、コンクリートに穴を開け、アンカー(ボルト・ナットなど)を打込み、専門用語で言いますと「壁つなぎ」と言い、倒壊防止対策が出来ます。
木造住宅になりますと、アンカーを打ち込む事が出来ませんので、手すり壁などからの挟み込み補強となります。
鉄骨造ALC壁も一緒です。ALCは、爪を立てると傷が付くくらい軟らかい材料です。
いっけん、見た目は硬そうに見えますが、既存の表面塗装の硬さだけです。
新築時、現場にALC材が搬入された段階では、ALCそのものの地肌のため、引きずりますと簡単に傷が付くくらい軟らかい材料です。
ALCは水に浮くくらいですからね。
話は途中で方向がそれましたが、そう言ったように、ALCにはアンカーはききませんので、木造住宅と同じくベランダ手摺などに控えを取り倒壊防止補強致します。ALC用アンカーとかございますが、気休めのアンカーであり、台風など、強風に耐えるくらいの強度はございません。
強風・台風対策と言いますと、あとは足場シートの撤去などです。
よく、工事現場で見かけるとは思いますが、台風前日に、メッシュシートを足場自体に等間隔に寄せてしばっていく作業です。
足場にかかる風圧を和らげるために行います。
このように、強風・台風時期は養生など、仕事も増え、全くいいことはございません。
雨や風のため工事が進まないこともしばしばあります。
ですが、足場倒壊の事故を防止するため必ずやらなければいけないことです。
早く暖かくならないかな~と思う今日この頃ですが、まだまだ風が身に沁みる寒さです。
みなさま、どうかご自愛ください。
日本外装株式会社
サービスプランナー 佐藤博昭