2023-04-28
本日のスタッフブログは、奥村が担当いたします。
このブログは、雨漏り調査で体験した話を書かせていただきます。
今回紹介する物件は、横浜市青葉区にある戸建てのお宅です。
雨漏り箇所の写真です。
1F天井リビングダウンライトから漏水がしており、大雨や台風など雨量が多いときに雨漏りするとのことでした。
漏水部分に関して劣化は、見られません。
漏水箇所の真上、ベランダ図です。まず、最初にベランダ内側・腰壁の2箇所同時に散水開始。
散水100分ほど散水を行ったが漏水はありませんでした。
次にベランダ外側外壁に飛散防止養生を作成後、散水開始。
120分散水を行ったが漏水はありませんでした。
次に外壁に少し大きめのクラック(外壁ひび割れ部分)があったのでそこにピンポイントに散水。
120分散水を行ったが漏水はありませんでした。
再度、ベランダ外側外壁に散水。
240分散水を行ったが漏水はありませんでした。
次にベランダ内笠木外壁取合い部分とサッシに散水。
150分で、診断対象位置から漏水がありました。
次にベランダ内排水ドレン、平場に散水。
170分で、診断対象位置から漏水がありました。
最後にベランダ内排水ドレンに蓋をして貯水。
180分貯水を行ったが漏水はありませんでした。
この貯水で排水ドレンに不具合があることがわかりました。
今回の漏水原因は排水内部の不具合(パイプのジョイント部分の劣化や割れなど)部分から雨水が侵入し1F天井にたまりダウンライトから漏水したと考えられます。
オーナー様から台風や大雨の時だけ雨漏りすると伺っていたので最初から少し長めに散水を行ったのですが、想定の倍ぐらいの時間をかけて漏水が再現できました。
木造戸建ての場合60分、長くても120分と考えていたのですが、この現場を経験してそれ以上散水行うケースもあると考えるようになりました。
今回は、ここまでにしたいと思います。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
日本外装株式会社
サービスプランナー 奥村直人