2023-06-02
本日のスタッフブログは、奥村が担当いたします。
このブログは、雨漏り調査で体験した話を書かせていただきます。
最後まで読んでいただければ幸いです。
今回紹介する物件は、横浜市青葉区にある戸建てRC造のお宅です。
雨漏り箇所の写真です。1F壁からの雨漏りにより壁紙が剥がれ漏水しています。
漏水箇所の斜め上部のベランダ図です。
まず、最初にベランダ内の平場に貯水を開始。
180分ほど散水を行ったが漏水はありませんでした。
次にベランダ内立上がり天端クラック部に散水開始。
102分散水で、診断対象位置から漏水がありました。
次にベランダ内、排水ドレンに散水。
120分散水を行ったが漏水はありませんでした。
別日に再度排水ドレンに散水。
330分散水を行ったが漏水はありませんでした。
※別日に再度、長時間ドレンに散水を行った理由は、数多くの現場でドレンからの雨漏りが多く、クラック部に散水した際、流れた水がドレンに当たっているので長時間散水を行い完全否定しておきたかったからです。
次に再度ベランダ内立ち上がり天端クラック部に散水。
65分で、診断対象位置から漏水がありました。
次にベランダ内立上がり天端クラック部に水が当たらないよう養生を行い躯体外壁部に散水。
190分散水を行ったが漏水はありませんでした。
次にベランダ内立上がり天端クラック部の養生そのままにサッシ上部と下部から同時に散水。
175分で、診断対象位置から漏水がありました。
最後にベランダ内立上がり天端クラック部に貯水調査
64分で、診断対象位置から漏水がありました。
今回の漏水原因は、立上がり天端クラック部からの雨水侵入とサッシの不具合(ジョイント部分ゴムパッキンの劣化など)部分から雨水が侵入し、1F壁から漏水したと考えられます。
最後に自社ではサーモグラフィーでの調査も行っております。
今回は、ここまでにしたいと思います。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
日本外装株式会社
サービスプランナー 奥村直人