平成27年6月23日(火曜日)
当社の活動状況→本日の工事進捗状況
木曜日から足場解体が始まる大規模修繕工事の現場に行ってきました。
足場解体前の最終チェックです。
これまでも3日おきぐらいに工程チェックをしておりましたので、実際に確認が必要な箇所はそれほど多くありません。
あくまでも念のためのチェックというか、仕上がり最終確認という感じです。
とは言え、基本的なチェックポイントは現場監督であるO君や、その直属の上司であるU君が既にしっかりとやってくれているので、僕がチェックするのは彼らとは違う視点からになります。
特に2つの視点を大切にしています。
1つは雨漏りのプロフェッショナルとしての視点。
そして、もう一つが素人であるお客様の視点。
この2つの視点から何か違和感がないか、しっかりと見ていきます。
雨漏りのプロフェッショナルとしての視点は説明するまでもありません。
ようするに雨漏りの予防的に押さえるべきポイントをしっかりと押さえてあるかどうかです。
現状の雨漏りをしっかりと止めるのは当然のことです。
既にチェック済みです。
大切なのは、今現在雨漏りが発生していない部位について、今後雨漏りのリスクがないかどうか、もしあるとしたらどのような予防的措置が必要か、そんな視点で観察するようにしています。
そしてもう一つの視点、素人であるお客様の視点のほうはもっと単純です。
『もし自分がお客様だったらどうして欲しいか』という目線から工事の仕上がりを観察します。
例えば、せっかく足場がある時に、なぜ◯◯をしてくれないの?という違和感を大事にしています。
よくあるのが、FIX(はめ殺し)の窓ガラスの掃除です。
高い場所にあるFIXの窓は普段からお客様がお掃除できないことが少なくありません。
したくても手が届かないからです。
で、せっかく足場があるのだから、ついでに掃除をするのは当然のことと思うのです。
ところが、たいていの外装工事業者はこれをやりません。
掃除は工事ではないし、見積に入っていないというのがその理由です。
そんなことに気づいてさえいない業者が多いと思います。
ちなみに当社ではFIXにかかわらず原則として窓ガラスの清掃をやるようにしています。
外装工事をして建物が綺麗になるのだから、一緒に窓ガラスも綺麗になったほうが良いに決まっていますからね。
窓ガラス清掃はサービスでやっていますので、予算のやりくりが大変ではありますが。(苦笑)
話がそれましたが、このように、せっかく足場がある今のうちにやっておいたほうが良いことはないだろうか?という視点で観察するようにしています。
ついでの掃除、ついでの片付け、ついでの手直し、ついでの調整、などなど。
ついでにできることは極力やってしまおうと考えています。
ただし、内容によっては追加料金を頂かなければならない場合ももあります。
でも、そのような時も常にお客様の立場にたってご提案するように心がけています。
なんだか手前味噌というか自画自賛みたいな記事になってしまいましたが、ようするに『画竜点睛を欠くことがないように』という意識が大切なのだと思います。
ということで、今回も問題なく足場をバラせます。
ではでは。
僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界
音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ
興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。