社長ブログ

防水工事の常識に風穴をあける。

2015.8.22

平成27年8月22日(土曜日)

当社の活動状況→本日の工事進捗状況

ここ数年ぐらいずっと考え続けていることがあります。
それは、屋上防水工事の新しい工法(仕様)の開発についてです。
当社のオリジナルで耐用年数が長い工法を生み出したいと考えているのです。

一般的に屋上防水工事の保証期間は10年間です。
当社では、お客様のご要望に応じて、1年、3年、5年、7年、10年、13年、15年という保証期間の工事を提供しています。
保証期間は工事内容(仕様)や建物の状態によって変わってきます。
ですので、場合によってはお客様が希望される保証期間の設定が難しい場合もあります。
できる限りお客様が希望される保証期間を実現したいとは考えていますが、建物の状態や予算によっては難しいことも多いのです。

工事内容や建物の状態によって保証できる期間が変わってくるのはやむを得ません。
防水材や防水工法ごとに耐用年数が違うので、耐用年数に合わせて保証期間が変わってくるのは当然のことです。
身も蓋もない話になりますが、コストと品質は比例するのが現実なのです。
耐用年数(保証年数)を伸ばすために工事の品質を上げれば、それに比例して工事金額は高くなってしまうワケです。

誤解を恐れず単純に言ってしまえば、保証期間を長くしたければ工事金額は高くなるということです。
当たり前と言えば当たり前の話でしかありません。
『いいものは高い』防水工事に限らず、あらゆる商品・サービスに通じる話でもあります。

その当たり前すぎる当たり前、決まりきった常識を根底から覆したいのです。
例えば、10年保証と同程度の工事金額で13年とか15年保証が可能な工法(仕様)です。
そんなオリジナル工法の開発について、ここ数年ぐらいずっと真剣に考えているのです。

一般論になりますが、10年保証をするためには、最低でも実質的な耐用年数が13年以上を想定した工事品質が必要になります。
5年保証なら7年以上、7年なら10年以上、13年なら15年以上という感じです。
保証する年数よりも実質的な耐用年数に数年ぐらいの余裕が必要なのです。

つまり、15年保証をするには18年ぐらいの実質的耐用年数が必要になります。
普通に考えれば工事のコストが非常に高くついてしまいます。
結果として、10年保証の工事よりコストパフォーマンスが悪くなることもあり得ます。

なので、普通に考えていたら絶対に無理な話なのです。
しかし、その無理な話を何とか実現したい、その無理な話に風穴を開けたい、と頑張っているワケです。
たいへん厳しいチャレンジですが、逆に楽しいチャレンジでもあります。
なんせ普通に考えていたら無理というのが前提なので、毎日普通じゃないことばかり考えていますから。(笑)
発想力が鍛えられるのは間違いありませんね。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

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