本日のスタッフブログは、奥村が担当いたします。
このブログは、雨漏り調査で体験した話を書かせていただきます。最後まで読んでいただければ幸いです。
今回紹介する物件は、目黒区にある木造2階建ての戸建てです。
1階室内のサッシ上部から雨漏りしているとのことで散水調査をすることになりました。
漏水箇所の写真
それでは、散水調査開始!
①漏水箇所真上ベランダ内にあるサッシとサッシの間、外壁取り合い部に散水。
【散水中写真】
約30分散水、診断対象位置から漏水がありました。
【漏水確認写真】
②次に散水位置を下げ、防水立上り部に散水。
立上り部とは・・・建築用語で、床から垂直方向に立ち上がった部材のことです。
【散水中写真】
約60分散水、診断対象位置から漏水がありました。
【漏水確認写真】
③立上り部に水がかからないように養生後、左側サッシ外壁取合い部に散水。
【散水中写真】
約60分散水、診断対象位置から漏水がありました。
【漏水確認写真】
④立上り部に水がかからないように養生後、右側サッシ外壁取合い部に散水。
【散水中写真】
約60分散水、診断対象位置から漏水がありました。
【漏水確認写真】
⑤立上り部に水がかからないように養生後、再度サッシ外壁取合い部に散水。
【散水中写真】
約30分散水、診断対象位置から漏水がありました。
【漏水確認写真】
調査結果は・・・
漏水箇所頭上ベランダ内にあるサッシとサッシの間及び外壁取合い部に散水を行なったところ、診断対象位置(雨漏り箇所)から漏水を再現することができました。
立上り部にも散水し漏水が再現できたことから、ベランダ防水に不具合があることが分かりました。次に立上り部に水がかからないようにし、サッシ外壁取合い部両サイドに交互に散水を行なったところ、どちらも漏水したことからサッシ外壁取合い部にも不具合があることが分かりました。
これらのことから、サッシ外壁取合い部またはベランダ防水層に雨水があたり、不具合箇所から侵入し、真下にある室内サッシ上部から漏水したと考えられます。
今回は、ここまでにしたいと思います。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
日本外装株式会社
サービスプランナー 奥村直人