本日のスタッフブログは、奥村が担当いたします。
このブログは、雨漏り調査で体験した話を書かせていただきます。最後まで読んでいただければ幸いです。
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今回紹介する物件は、清瀬市にある5階建ての建物です。
5階の室内天井から壁に漏水しているとのことで散水調査をすることになりました。
漏水箇所の写真
それでは、散水調査開始!
①まず、最初に漏水箇所真上に位置する屋上の側溝部分に貯水します。
約180分散水、診断対象位置から漏水がありました!
②ドレン単体と鳩小屋内貫通部類の上部から散水。
約180分散水、診断対象位置から漏水無し。
③鳩小屋左側角支柱根元と右側立上り部防水層劣化部と屋上平場に散水。
約180分散水、診断対象位置から漏水無し。
④鳩小屋屋根全体に散水。
約180分散水、診断対象位置から漏水無し。
⑤鳩小屋内防水立上り部穿孔箇所に貯水。
約30分の散水で、診断対象位置から漏水がありました!
室内漏水写真
貯水検査を一旦中断。漏水が止まるのを待ちます。
⑥時間をおいて穿孔箇所に再度貯水し、再検査します。
約15分の散水で、診断対象位置から漏水がありました!
室内漏水写真
サーモグラフィー画像
今回の散水調査に関して、漏水箇所頭上の屋上鳩小屋内立上り部に穿孔箇所があり、そこに散水を行なった結果、診断対象位置から漏水を再現することができました。
漏水しやすそうなドレンや貫通部類、劣化箇所などに散水を行った(調査②③④を参照)が反応が全くありませんでした。散水待ち中に色々探してみたところ不可解な穴を発見。貯水検査を行なったら漏水の再現できました。穴の大きさは1cm程で深さは20cm以上ありました。何かの工事で穴を開け、埋める事を忘れたまま終了された可能性があります。
このことから、想定量以上の大雨などで排水が追いつけず水位が上がり穿孔箇所から雨水が侵入して雨漏りが起きたと考えられます。
今回は、ここまでにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本外装株式会社
サービスプランナー 奥村直人