改修・修繕について

下地の不具合を見極める最も重要な下地調査について解説します

2024.11.15

下地の不具合を見極める最も重要な下地調査について解説します

本日のスタッフブログは、内田が担当いたします。

ビルやマンションの大規模修繕工事や総合改修工事などの大きな工事から、木造戸建ての塗替え工事まで、すべての外装リフォームにおいて、下地が重要なのは言うまでもありません。健全な下地があって、初めて塗料や防水材がその性能を発揮できるからです。

建物の不具合は見た目ではわかりません

一般的な改修期間である12~16年という間、雨風にさらされ、季節による寒暖差、また、地震などの天災も含めれば、建物には少なからずダメージが蓄積されています。元より経年劣化の概念から考えれば、建物に不具合が生じているのが普通と言えます。

この不具合が、どれほど発生しているのか、不良部分がどれほど深刻なのかは下地の調査をしてみないと誰にもわかりません。目視では全く問題の無いように見える鉄筋コンクリート造タイル貼りの建物が、実は大量のタイルの浮き(コンクリートの表面が剥離している状態)が発生している可能性もあるのです。

改修工事などでは、真っ先に【下地の調査】を実施します。

劣化具合を調査、安全性に問題がないかも確認します。

【下地調査の基本-3つのチェック

調査の基本である〈目視〉〈打診〉〈触診〉の3つで、建物の隅々までチェックしていきます。

〈目視〉により、タイルの割れ、欠け、塗装面のクラック(亀裂)などを確認します。
〈打診〉により、モルタル浮き、陶片浮き、爆裂、脆弱塗膜などを確認します。
〈触診〉により、手摺りなど建具の強度を確認したり、腐食部分の劣化具合を見極めます。

※打診調査とは、打診棒を使用してモルタル外壁やタイル外壁を叩いて劣化や損傷があるか確認をすることです。音の反響によって外壁のタイルやモルタルが浮いていないかを判断します。
参考記事:外壁塗装でもっとも重要な下地補修!今回はピンニング工法をご紹介します。

とても経験値のいる作業です。
そして調査と同時に、補修漏れ、施工ミスが無いように補修内容に応じて色分けしてマーキングしていきます。タイルはテープなどで、モルタル外壁はスプレーなどを使っていきます。
(※仕様によっては、この調査結果を図面に落としていくこともあります)

この【下地調査】の精度こそが、【下地補修】の精度といっても過言ではありません。

下地調査では、調査漏れ、マーキング忘れが無いよう細心の注意を払う必要があると考えます。
皆様も【下地にこだわる日本外装】に是非ご相談ください。詳しくはこちら。

こちらの記事では、
・下地処理が不十分だと、その上に良い防水材や塗料を塗っても数年後に劣化が起こってしまうこと
・下地の良し悪しで建物の寿命に影響が出る場合があること
・下地は見えない部分なので、いい加減な処理をする会社もいること
・日本外装の下地処理の様子
などをご紹介しています。

お見積・ご相談無料です。
下地処理や、その他施工に関することで気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。

日本外装株式会社
サービスプランナー 内田博昭

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