平成25年2月25日(月曜日)
当社の活動状況→本日の工事進捗状況
今日のブログは読書ネタです。
ちょっと偉そうに書評っぽく書いてみます。(笑)
『リーダーならもっと数字で考えなきゃ/香川晋平・あさ出版』
実は、この本の著者である香川晋平さんは友人なんですが、
彼にとって、今回で4冊目の出版です。
過去の3冊も凄く勉強になったのですが、
今回もさらに素晴らしい内容になっています。
今回、友人だから紹介するワケじゃないです。
本当に良い本です。
特に僕みたいな数字に強くないタイプの経営者やマネージャー、
管理職や現場のリーダーに、ぜひ読んで欲しい1冊です。
数字にまつわる名言チックな関西弁の言葉が49項目あって、
その一つ一つを具体例などを交えて論理的に解説してくれています。
面白い、わかりやすい、頭(心)に残る。
三拍子そろっています。
49の名言の中から、特に僕の心に響いた関西弁を、
あまりネタバレしない程度にいくつか紹介してみます。
『部下はリーダーの「言う通り」にはならへん。「する通り」になりよんねん。/24P』
うーん、耳が痛い、まさにその仰る通りですね。(苦笑)
部下はリーダーの鏡、社員は社長の鏡です。
特に悪い面、だらしない面ほど、上手に真似されてしまいます。(笑)
まずは自分が行動で示すことが大切ですね。
『多少無理な目標にせなアカン。けど、無茶な目標にしたらアカンで。/50P』
これも心に響きました。
マネジメントでは、少し難しいぐらいの目標設定が大切なワケですが、
頑張れ出来るぐらいの目標じゃないとダメで、
いくら頑張っても絶対無理っていう目標じゃ意味がないんですよね。。。
僕のオヤジが僕に対して口癖のように言う言葉も、
『人間、生きていっとに無理もせんなイカンどん、無茶をしたらイカンど。(鹿児島弁・笑)』
いや、あらためて胸に刻みました。
『想定外のことが起こることぐらい、想定しとかなアカンで!/70P』
コレも仰るとおりですね。
東北大震災の時なんかも、政治家が安易に『想定外』という言葉を使っていましたが、
何かアクシデントやトラブルが起きた時、
それが『想定外』で済むんだったら、リーダーも社長も政治家もいらないわけです。
なので、本来であれば、
普通の人だったら『想定』しないことまで『想定』して、
それに対して先に手を打っておくのが、プロの仕事だろうし、
それが上に立つ者の責務だと思うんです。
だから、原則というか、
本質的には、まずは『想定できずに申し訳ない』というのが、
リーダーとして正しい姿勢だと思います。
最後に僕自身にとって一番響いたというか、
今の僕の会社の問題点だな、と感じたのが、
『メシはリーダーがおごったったらエエけど、チームの数字は割り勘にせえよ。/172P』
この言葉には、ガツンときました。(笑)
まあ、まさに僕自身が会社経営を20年やってきたうえで一番の課題というか、
僕自身の問題点。
自分が先頭に立って仕事をすることで部下の成長を妨げている部分がある。
ま、もちろん程度問題なので、
自分自身が先頭にたって引っ張っていかなきゃいけないこともあるんですけどね。
でも、僕にとって目下の最大のテーマですね。
勉強になりました。
ご紹介した言葉以外にも、沢山の響く言葉がありました。
その一つ一つに対する解説も丁寧でわかりやすく腑に落ちました。
数字が苦手なタイプのリーダーは必見です。
ってか、自分では数字が得意だと思い込んでて、
実際には、よくわかってないという人も意外と多いです。(笑)
ぜひぜひ読んでみてください。
ではでは。
僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界
興味がある方は是非読んでみてください。