社長ブログ

100年のギャップ。

2013.8.6

平成25年8月6日(火曜日)

当社の活動状況→本日の工事進捗状況

今日は、時代というか、
歴史を感じる一日でした。

午後イチで現調に行った物件は、
築100年という超年代モノのRC建造物。
大正初期に建てられた物件です。

雨漏りの相談で伺ったんですが、
原因は明らかに木製の窓枠からの漏水なんです。
これまで大手ゼネコンさんや色んな業者さんに相談したらしく、
枠まわりにシールを打ちまくったり、防水塗膜を塗ったり、
窓台にガルバニウムの水切りをつけてみたり
いろいろと手を入れているんですが、
肝心の木製窓枠には手つかずのまま・・・・・・・・
窓枠を直さない限り、どうしようもないんですが。。

と、言って、
じゃあ全てアルミサッシに交換するとなると、
莫大な費用がかかるし、
何より、建物の雰囲気が全く変わってしまう。
ましてや部分的に交換となると・・・

既存の木製窓枠は、比較的しっかりしているので、
おそらく竣工時のものではなく、
40~50年ぐらい前に交換したものでしょう。
なので、歴史的・文化的な価値・・・とまでいかず、
と言って、アルミに交換するには、やはり勿体無い気もします。

最終的にはお客様ご自身の判断になりますが、
雨漏りを確実に直して、なおかつ長持ちさせようと思うなら、
木製窓枠は諦めてアルミに交換するしかないでしょう。
逆に、この築100年の風情を大切にしたいのなら、
多少の漏水は受け入れるしかないのかもしれませんね。
難しい判断になりそうです。

まあ、費用を無制限にかけられるのであれば、
両立させることも理論的には可能なんですけど・・・

で、この物件の次に打ち合わせに行ったのが、
2年ほど前に最新の建築技術で建てられた高層ビル。
『建築の◯中』と、言われる◯中工務店さんが、
その技術の粋を結集して建てた物件です。

流石に築100年物件とのギャップは凄かった。(笑)
何から何までコンピューター管理。
最新のエレベーターは、エレベーター前の人の有無を感知して、
誰もいなければスッと閉じる。
誰かがいれば、その人が乗り込むまで開いている。

地上100メートルから降りるメンテナンス用の常設ゴンドラは、
最新のレール式なので安全でありながら作業効率も高い。
空調にしろ、セキュリティにしろ、全てが最新技術。
日本の建築技術は本当に凄いですね、今も昔も。
世界に誇れると思います。

ま、古い建物に関わるにせよ、最新の建物に関わるにせよ
どっちにしても経験値が増えるという意味では良い勉強です。
経験した分だけ成長できるのでありがたいです。

とは言え、
最新鋭のほうのセキュリティの厳重さには、
打ち合わせに行くたびに毎回閉口しております。(苦笑)
なんせ、本当に面倒くさいんです、いろいろ。
セキュリティの高さと面倒臭さは完全に比例していますね。
この面倒臭さは受け入れるしかないということでしょう。
頑張ります。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。

 

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