平成27年9月1日(火曜日)
当社の活動状況→本日の工事進捗状況
一倉定さんという有名な経営コンサルタントがいます。(故人です)
その一倉さんが残した名言に次のような言葉があります。
『電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、全て社長の責任である』
『いい会社とか悪い会社とかはない。あるのは、いい社長と悪い社長である』
僕自身この言葉に100%同意しています。
いや、同意も何も、経営者の責任を表現する言葉として、この言葉ほど的を得ている言葉はないと確信しています。
でも、経営者になったばかりの頃はそんな考え方ではありませんでした。
あの頃にこの一倉さんの言葉と出会っていても、おそらく理解できなかったと思います。
当時は、ダメな社員やスタッフに腹を立てることが少なくありませんでした。
仕事をサボってばかりの社員もいれば、遅刻の常習者や平気で無断欠勤する人間もいました。
まともに挨拶すらできない若い子もいました。
一所懸命に教えても、理解してくれないどころか反発する始末です。
正直、なんでこんな子の面倒をみなきゃならないんだろう、と匙を投げかけたことも一度や二度ではありませんでした。
でも、ある日、ふと思ったんです。
今、こんな状態のウチの会社に、もし小倉昌男さんや稲盛和夫さんやカルロス・ゴーンさんが経営者として乗り込んできたら、彼らだったらどうするだろう?
いったいどんな手を打つんだろう?
そして気づきました。
彼らだったら、こんなボロボロの会社でも、あっと言う間に立て直しちゃうんだろうな。
きっと彼らだったら、あんなダメな社員やスタッフでも、何とか立ち直らせて、ちゃんと育てて、人間としても成長させちゃうんだろうなと。(もちろん中にはついて行けず去っていく者もいるんでしょうけど)
それに気づいた瞬間に悟りました。
会社で起きていることは全て社長である自分の責任なんだと。
さらには世の中で起きていることも全てが自分自身の問題なんだと。
(自分が原因ではなくても自分で受け止めねばならない現実という意味です)
15~16年ぐらい前のことです。
それ以来、何かアクシデントが起きたりトラブルに巻き込まれたりしても、人のせいや、世の中のせい、何かのせいにすることは一切無くなりました。
自分の人生を自分の手に取り戻した瞬間だったのです。
大切な自分の人生を他の誰かや世の中のせいにしてるヒマはありません。
それほど自分の人生は安くないのです。
問題を人のせいや世の中のせいにするってことは、大切な自分の人生を他人や世の中に委ねることに他なりません。
僕がほとんど休みもとらずに毎日毎日朝から晩まで働き詰めになっているのは僕のせいです。
僕が今こんなにも仕事と人生を楽しみながら充実して生きているのも僕のせいです。
僕の人生が他の誰のものよりもエキサイティングでスリリングなのは全て僕のせいなのです。
そんな僕ですが、ここのところのお天気には流石に閉口しています。
もちろん誰のせいでもないので、この現実を受け止めるしかないのですが。(苦笑)
ではでは。
僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界
音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ
興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。