平成27年7月30日(木曜日)
当社の活動状況→本日の工事進捗状況
あくまでも私見というか個人的に感じてることです。
不動産業界においてはババ抜きゲームへの流れが加速しているようです。
もはやゲームオーバーの時はそう遠くないかもしれません。
もしかしたら東京五輪までもたないんじゃないかとすら思います。
おそらく我々建設業界は確実に影響を受けることになるでしょう。
だからと言ってけっして悲観的になる必要はないのですけどね。
結局のところ目の前の仕事を丁寧に積み重ねていくしか進むべき道はないのですから。
ただし、事業拡大を指向している経営者にとっては厳しい逆風になるでしょう。
市場は急激に縮小していくはずです。
既存のマーケットの中で、既存の事業をそのまま拡大しようとしているイケイケドンドンの経営者は危険です。
今後、気づいた時にはハシゴが外されてた的な悲劇があちこちで見られることになるかもしれません。
自分を『他者とは違う特別な存在だ』と無邪気に信じられる経営者は、それでも攻めの姿勢を崩さずに拡大路線を突き進むのでしょう。
それはそれでいいと思っています。
大多数は討ち死にするのでしょうけど、その屍を乗り越えて大きな成功を勝ち獲る猛者もきっと出てくるはずです。
まあ、ごく小数でしょうけど。
僕自身はそこまで身の程知らずではありませんので拡大路線は絶対とりませんが。
(経営者としての器量の問題でそもそも拡大路線をとる能力がありません・苦笑)
この1年ほど、週に3~4日のランニングをしながら街の動きを定点観測し続けてきました。
その結果わかったことの一つに建売住宅の苦戦があります。
毎日同じルートを走っていると建売住宅の売れ行きが落ちていることがあきらかにわかります。
いや、落ちているどころか、もはや売れ止まった感すらあります。
2ヶ月ぐらい前に竣工し、販売が開始された20棟ぐらいの建売は今も全く売れていません。
にもかかわらず、その数百メートル先で新たに宅地造成をしているのです。
不動産に関わってる人たちが今の状態に気づいてないはずがないと思っています。
おそらく、皆、見て見ぬふり、気づかないふりをしてるだけでしょう。
気づかないフリをしつつ、ポーカーフェイスで誰かにババを引かせようとしてるのかもしれません。
我々も早々に足元を固める必要があります。
自分に出来ること、自分がやるべきこと、目の前の仕事に対し誠実に向き合い、丁寧な仕事を確実に積み重ねていくしかありません。
身の程を知り、自分の目が届く範囲で『いい仕事』を徹底することです。
世の中の流れが激しく変わろうとしています。
他の業界はともかく、不動産・建築業界はますます厳しい闘い、苦戦をしいられるでしょう。
なんとか他の業界が踏ん張ってくれ、日本全体を引っ張ってってくれることを祈りつつ、自分は自分に今出来ることを頑張ります。
ではでは。
僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界
音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ
興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。