防水について

塩ビシート防水とは?塩ビシート防水の特徴を6つご紹介

2024.5.20

塩ビシート防水とは?塩ビシート防水の特徴を6つご紹介

本日のスタッフブログは、二宮が担当いたします。
前回の私のブログでは、「ウレタン防水とは?」というウレタン防水の特徴などを書かせていただきました。そこで、今回は「塩ビシート防水」についての基礎解説を書かせていただきます。

前回のブログはこちら

塩ビシート防水とは

塩ビシートとは、塩ビ樹脂(ポリ塩化ビニル)を主成分とするシート状の防水材料で一般的にはロール状になっており、必要なサイズに切り取られて施工されます。その塩ビシートを主とした防水工法が塩ビシート防水であり、特徴として外部の気象条件に対して非常に耐性があり、建築だけではなく工業などのさまざまな用途に使用される防水材料の一種です。

塩ビシート防水の特徴

1、耐候性

塩ビシートは耐候性が高く、太陽光や雨、風などの影響を受けにくく、紫外線や気候変動に対して耐性があり、長期間にわたって劣化しにくい特性があります。そのため、屋外や屋内の防水に適している事から新築、改修問わず広く使われています。

2、柔軟性

シート自体の素材は柔軟で、様々な形状や表面に適応することができます。これにより、施工箇所に架台などの役物があったとしても取り扱いや設置が容易になります。

3、耐薬品性

前回のウレタン防水同様、通常の建物であれば改修時にはあまり気にする点ではないのですが、塩ビシートは、多くの薬品や化学物質に対して耐性があります。このため、工業施設や化学工場などの特殊な環境下でも使用されることがあります。

4、防水性

我々にとって一番重要な点ですが、当然のことながら塩ビシートは、水を完全に防ぐ能力があります。その能力が非常に優れている為に長きにわたり屋根や地下室などの建築物の防水に広く使用され、現在に至るまで確固たる信用を得ています。

5、耐久性

そもそも塩ビシートはシート自体の耐久性が非常に高く、長期間にわたってその性能を維持することができる為、結果建築物やの耐久性を高めるのに役立っています。

6、環境への影響

塩ビシートそのものは環境にやさしい製品とは言いがたく、製造過程や廃棄時に有害な物質を放出する可能性がある為、我々プロの手によって適切な処理が必要となってきます。

上記に挙げたこれらの特性により、建築、工業だけでなく、塩ビシートは広範囲にわたる用途に使用されており、その中でも特に防水材料として重要な役割を果たしている素材と言えます。

塩ビシート防水のまとめ

塩ビシート防水の施工方法としては、接着剤や溶剤を使用して接合する接着工法と温風等による熱を加えて溶着し、アンカー等を用いて固定して行く機械固定工法などがあります。

塩ビシートに限った事ではありませんが、建物を長く持たせてあげる為には定期的な点検と清掃が重要です。

特に水漏れやダメージが見つかった場合は、早めに修理することが重要です。

暫く目を離して久しぶりに屋上をのぞいてみたら、汚れや積雪、植物の根などがシートを破損させてしまっているという事は珍しくありません。

また、塩ビシートは耐久性がありますが、鋭利な物体による損傷やUV光による劣化には注意が必要ですので、少なくとも季節の変わり目ごとに目視でも構いませんので状態を確認されることをお勧め致します。

いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になればと思います。何かわからないことがありましたらお気軽にお問い合わせください。お見積りご相談無料です。

日本外装株式会社
サービスプランナー 二宮圭太郎

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